工業化学科」カテゴリーアーカイブ

工業化学科 技能検定(化学分析作業)3級合格

7月に実施された技能検定化学分析作業3級の試験に、工業化学科2年生の小原陽太くん、瀬川良愛くん、横井隼人くんの3名が合格しました。
この試験は実技と筆記に分かれていて、実技では混合溶液中の金属元素を分属試薬を用いて検出したり、溶液中の溶質の濃度を調べる内容です。筆記は幅広い化学に関わる出題があるため難易度は高いです。これらの試験に向け、長い期間放課後の補習や自主勉強を重ね、今年度も無事に合格しました。
今回は実技試験の日に部活動の全国大会と重なってしまい、残念ながら最後まで受験できなかった生徒もいましたが、来年度も引き続き一人でも多くの受験に臨み、たくさんの合格者が出ることを願います。

🎐夏のオープンスクール部活動体験及び見学・学校説明会

8月1日(火)13:30~ 令和5年度🍉夏のオープンスクール2日目・学校説明会(中3保護者対象)が行われました。
大変暑い中😅でしたが、中学生150名、保護者80名が参加してくださいました。倉工はいかがでしたか?TEAM倉工は皆さんを待っています\(^o^)/


【次回予告】
10月21日(土)秋のオープンスクール(授業見学・学校紹介・部活動体験/見学)
10月28日(土)秋のオープンスクール(部活動体験/見学・入試相談会)
※10月21日(土)の授業に参加した人のみ、部活動体験/見学に参加できます。
※受付期間:9月5日(火)~ 9月19日(火)

工業化学科 危険物試験結果報告

6月25日(日)に実施された危険物取扱者試験の結果が発表されました。
工業化学科では2、3年生が受験をしています。

乙種は1類5名、2類2名、3類2名、4類9名、5類5名、6類4名が合格しました。
※人数は述べ人数
また、甲種は残念ながら合格者はいませんでした。
進路選択の面でも大変重要な乙種第4類の合格者が2年生で4名、3年生で5名増えたことは良かったですが、取得できている生徒の割合としてはまだ少ないです。
次回試験は1年生も初挑戦します。コツコツ努力を続けて一人でも多くの合格者が出ることを願います。

夏のオープンスクール🌞ご参加、ありがとうございました!

7月8日(土)9:30~ 令和5年度、夏のオープンスクール🌞が開催しました。今年度の参加者は中学生、保護者合わせて約500名の方が参加してくださいました。大変ありがとうございました。
また、本校の生徒スタッフのみなさんも暑い中、丁寧な対応ありがとうございました。
中学生のみなさん、倉工はいかがでしたでしょうか?TEAM倉工はみなさんを待っています!


【次回予定】
 ○ 8月1日(火)午後 オープンスクール(部活動体験/見学・学校説明会(中3 保護者対象))
 ○ 10月21日(土)秋のオープンスクール(授業見学・学校紹介・部活動体験/見学)
  10月28日(土)秋のオープンスクール(部活動体験/見学・入試相談会)
 ※10月21日(土)の授業に参加した人のみ、部活動体験/見学に参加できます。
 ※受付期間:9月5日(火)~ 9月19日(火)

工業化学科 端切れからのアルコール製造R5-⑥

6月29日の課題研究で、前回残渣と分離した発酵液を、精留塔を用いて精製、濃縮作業を行いました。
原料不足や、ろ過作業時に溶液をこぼして損失していたこともあってか、思ったほど高い濃度のアルコールは得られませんでしたが、初めての量産工程をやり切り、生徒は「おおー」と感動していました。

今学期は今回の時間で最後の授業になりましたが、次回に向けて前処理や解繊作業も同時進行で頑張りました。
しかし、解繊装置の吸引に使用していたブロワーの調子が悪くなり、使用することができなくなってしまったので、今後電気科に確認をしてもらう予定です。

また、以前からアルカリ処理の代替方法として研究を進めていた、糖化酵素を生産する菌の単離についても、岡山理科大学の滝澤先生のアドバイスをいただきながら実施したところ、初めて菌の増殖に成功しました。
今後は、この菌が目的の菌であるかどうかも含めて、前処理に使用した場合の効果を確認していきたいと思います。

工業化学科 端切れからのアルコール製造R5-⑤

6月22日の課題研究で、前回酵母菌を入れた糖化液の中身を確認しました。
初めての大量培養だったため、担当する生徒も恐る恐るでしたが、匂いをかいで
「甘酒みたいなにおい」や「独特の臭さがなくなった」など感想を言っていました。

発酵した液はそのままでは濃度が低いため、本校設備の精留塔を用いて濃縮しますが、
浮遊残渣など大量の不純物が含まれたままだと装置を傷めることに繋がるため、
まずは固形分分離装置によるろ過を行います。

今年度初めての使用になるため、装置の組み上げ方法など一緒に勉強しながらの作業でした。
実際には上手く行かず、中身が漏れてしまう部分もありましたが、最終的には上手く分離すること
ができました。
いよいよ次回は濃縮作業になります。

また、解繊作業も装置の癖やポイントが掴めてきたようで、以前に比べると格段に
原料を処理することが出来るようになりました。
研究には欠かせない大切な作業なので、引き続き頑張ってもらいたいと思います。

工業化学科 端切れからのアルコール製造R5-④

6月8日(木)の課題研究で仕込んだ装置を、1週間かけて糖度の変化とpHを測定しながら運転し、6月15日(木)に中身を取り出して発酵の工程に進めました。
以前は大型糖化装置の運転時にカゴを使用していたため、残渣はほとんどがカゴの中に残っていましたが、ビーカースケールの状態へ近づけるためカゴを使わない状態で実験した結果、残渣が沈殿して排水部に目詰まりが起こってしまい、排水する事ができなくなってしましました。
そのため、機械科に道具を借り、排水部分のバルブの分解作業を行いました。
作業中には残渣を含んだ糖化液が作業着に付着するなど、大変な思いもしましたが、無事に目詰まりを解消し、元の状態へ戻すことができました。
今後はこのような点についても改善方法を考えていきたいです。

工業化学科 2級ボイラー技士合格

5月に実施された2級ボイラー技士の試験に、工業化学科3年生の川越晶君が合格しました。
かつては高校生向けの試験が実施されていましたが、高校生の受験者数の減数により、現在は一般の方と一緒に受験する試験のみになっています。
今回は5月に実施された試験に挑戦し、見事合格することが出来ました。
今後も化学系企業で必要とされる資格試験へ、積極的にチャレンジしてもらいたいと思います。

工業化学科 端切れからのアルコール製造R5-③

中間考査前にビーカースケールで行った実験で作製した糖化液を、6月1日の授業で糖度・pHの測り方を復習しつつ測定し、その後理大酵母菌を利用して発酵させました。
その発酵液を6月8日の課題研究の時間に確認したところ、問題なくアルコールが出来ていました。
ここまでの工程を、今度は大型糖化装置を利用して実験を始めました。今学年では初めての運転になるので、操作方法について学びながら取り組みました。
連続運転のため放課後の作業もありますが、昨年度以上の結果が得られるように頑張っています。

工業化学科 端切れからのアルコール製造R5-②

前回の課題研究で前処理した原料では大型装置の運転するには量が少なかったので、糖化を体験するためにビーカースケールでの実験を行いました。
糖度計やpHメーターの使い方をはじめ、基本的な操作を覚えながら今後行う研究に備えています。

工業化学科 端切れからのアルコール製造R5-①

今年度も課題研究の班分けが終了し、アルコール製造班6名とバイオ班4名の班編成になりました。
今年度は昨年度の終盤に効果的な糖化方法がわかってきたので、その取り組みを進めることでアルコールの生産効率を高め、より濃度の高いアルコール製造に向けて取り組むことになりました。

まずは手始めに原料の解繊や前処理用試薬の調整と前処理を行いました。
しかし、原料の解繊は初めてだったため、装置に端切れを入れすぎて故障させてしまったので、急遽機械科の先生にお願いし、修理していただきました。
今回の失敗を活かし、今後は気を付けながら作業を進めてくれるものと思います。

工業化学科 甲種合格&乙種全類取得者紹介

工業化学科では学習内容に関連し、将来役立つ資格の一つとして危険物取扱者試験の受験を推奨しています。
昨年度~今年度はじめにかけて、工業化学科3年生のうち7名が乙種全類を取得することができました。
その中でも、福田君は上位資格の甲種の試験に合格しています。
他にも後1つの乙種合格で全類取得できる生徒が4名おり、6月の試験に向けて今後の頑張りに期待しています。

工業化学科2年生 危険物取得状況

2月に岡山市で実施された危険物取扱者試験の結果、工業化学科として乙4取得者が7名増え、
うち新2年生は6名でした。
最初の試験では残念ながら1名のみの合格と、非常に厳しいものがありましたが、今回の合格を
きっかけに今後の資格取得のはずみになることを願っています。

工業化学科 表彰について

2月28日に行われた表彰式で工業化学科3年生はたくさんの表彰をされました。
その中でもジュニアマイスター顕彰で、工業化学科3年生の石川士恩君が卒業生唯一の特別表彰を受けました。
また、工業化学科3年生の三宅大陽君はゴールド表彰を受けました。

他にも岡山県内で5名のみ表彰された「岡山県高等学校工業教育協会 生徒表彰」に石川君が選ばれています。
たくさんの資格取得で活躍した3年生の姿を見た後輩が、自分たちも頑張ろうと思ってくれることを願います。

工業化学科3年生(課題研究)

1月19日(木) 本日は、課題研究の発表会として、工業化学科3年生が1年間取り組んできた課題研究の内容を工業化学科の2年生と校内の先生方に見ていただきました。
いままで時間をかけてきた取り組みを限られた時間の中で、まとめ発表することはとても難しい作業だったと思いますが、発表会に用いる資料にも細やかな工夫を凝らし良い発表会になったと思います。そして、このコロナ禍でやむなく欠席をする者もいる中、突然の代役を立てながら全体の発表会をとり行うことができました。3年生のその場の現場対応力に感謝です。それぞれが感想を発表している中で、取り組んでいることが、なかなか上手くいかないことをどうすれば上手にできるのか、自分自身でしっかり考え行動できていたように感じました。これからの人生で多くの課題にぶつかることもあると思います。少し立ち止まることもあるのかもしれませんが、しっかり自分で考えて、相談し、行動し、乗り越えられるよう一歩一歩進んで行ってもらいたいと思います。

工業化学科3年生(実習)

1月18日(水) C3の実習が実施されました。本日は、今回のローテションの最後の授業となります。そして、3年生として、最後の実習の授業、倉工生としても最後の実習となります。
実習に取り組んでいる班、まとめを学習している班、課題のレポートを作成している班と様々ですが、3年間の授業の締めくくりとなるよう頑張っています。
明日は、工業化学科の課題研究の発表会となっています。この実習の科目などで積み重ねてきた経験を基本に、各担当の先生のもとで1年間、研究として取り組んできた内容を発表します。目に見えるものの形になりにくい化学の研究ですが、主体的に試行錯誤できた経験にとても意味があると思います。ものづくりの基本となる化学の探求に最後まで取り組んでもらいたいと思います。

工業化学科 高圧ガス製造保安責任者試験合格

11月に実施された高圧ガス製造保安責任者丙種化学の試験に、工業化学科3年生の石川士恩君と三宅大陽君の二人が合格しました。
この資格は石油化学コンビナートなどの製造事業所、充填事業所、天然ガススタンドなどで保安の実務を行う人が取得する資格です。
二人共に危険物甲種、ボイラー技士2級と併せ、工業化学を学ぶ者として取得を目指してほしい難関資格に合格することが出来ました。
卒業後はそれぞれに企業でさらなる高みを目指してくれることと思います。

工業化学科3年生(実習)

1月11日(水) C3の実習が実施されました。本校は昨日が始業式であり、本日から授業が開始されました。昨年末に大掃除などをおこなってもらったことで、気持ちよく新年を迎えることができました。本年は、3年生にとって就職や進学があり、大きく環境の変化する年になります。この環境変化の波にしっかりと乗って、レベルアップした自分に成長できるよう、飛躍する年にしてもらいたいです。実習の授業も残りわずか2回となりました。一生懸命に作品の製作に取り組んでいます。また、次回はテストなども実施されるので、その内容に向けて知識と経験を積んでいます。

工業化学科 難関資格に合格!

工業化学科3年生、石川君が合格率25%前後と難関の国家資格である「水質関係第三種公害防止管理者」試験に合格しました。一般的には科目別合格制度を利用して数年計画で合格を目指しますが、石川君は初受験で合格しました。この公害防止管理者資格は、公害発生のおそれがある特定工場が選任し、大気や水質、騒音などを検査して公害を未然に防ぐ役割を担うものです。
石川君は在学中にたくさんの資格に挑戦し、結果を残しています。後輩の皆さんも石川君のように積極的に頑張ってください!

工業化学科3年生(実習)

12月21日(水)C3の実習が実施されました。12月12日から実施された2学期末考査後の授業で特別時間割となっており、資格取得、教科指導など充実した活動を行っております。その中で、本日の実習は、通常4時間で実施される実習を1時間のみ実施しました。工業化学科3年生では、この一年間お世話になった、実習室の大掃除や実験器具の手入れを行っている班もありました。ものづくりを基本とする工業高校の生徒として、ものを大切にする心と整理整頓することを備えた社会人になってもらいたいと思います。