卓球部 韓国遠征を終えて

 私は11月15日~21日まで韓国・水原で行われた、日韓ジュニア卓球交流大会に日本代表7名の一員として参加してきました。日本対韓国の団体戦と韓国選手9名とのリーグ戦を行い7勝2敗の成績でした。韓国選手のパワーはもの凄く、対応するまでに時間がかかりました。試合を重ねるにつれ徐々に対応できるようになり、自分の得意なラリー展開に持ち込めるようになりました。団体戦は日本が5勝2敗で勝ちました。自分が出場した試合に勝利して日本チームの勝利に貢献することが出来ました。しかし、韓国選手の国を背負ってプレーに臨むときの、1本に対する執着心・集中力、最後まで諦めない粘り強い精神力には驚きを隠せませんでした。私も今まで以上に1本に対しての気持ちの持ち方を重要視しなければいけないことを再認識させられました。

 また、日本と韓国との合同練習を通して、韓国式練習方法を体験することが出来ました。韓国式の練習はとにもかくにも怒濤のように動きまくる練習ばかりで、とてもきつく立っているのも精一杯の厳しさでした。フィジカルトレーニングに関しても日本とは桁外れに行っていました。日本と並び世界のトップに位置する韓国の練習方法も非常に興味深くかつ刺激的でした。日本に帰国してからも学んだことを継続的に行い、積極的に練習プログラムに取り入れていきたいと思います。

 今回の韓国遠征では、ルール変更により新たに使用されるプラスチックボールがすべてにおいて使われました。そのお陰で今までとは戦術を変えて試合をしなければいけないことに気づくことが出来ました。今後の新ボール対策は頭をしっかり使って修正・対応していきたいです。

 今回の韓国遠征は時差こそないものの、文化・言語・気候・食事などの生活環境が大きく異なります。異国でベストコンディションを維持することの難しさを経験することが出来ました。これらの貴重な経験を生かして努力し、1月にある日本選手権では納得いく試合をすることで、今まで支えてくださった方々へ少しでも恩返しが出来るように頑張ります。

機械科 2年  梅崎 光明