卓球部 県総体を顧みて

 男子シングルスは梅崎光明が新人戦・近府県に続く3大会連続優勝を目指したが中国人留学生に逆転負けを喫し準優勝に終わった。翌日のダブルスは我慢の梅崎光明・山本竜也組が新人戦に続き2大会連続優勝を果たした。日本人ペアの優勝は9年前の浅沼・田代組(玉野光南)が留学生ペアを破って以来となる。倉工からは25年ぶりの優勝

 団体戦はラストの梅崎が留学生相手に優勢に試合を進めていただけに3年間の決着を是非ここでつけさせてやりたかった。しかし4番山本が先に敗れ準優勝に終わる。
 閉会式を終えきびじアリーナでの選手との長い1日が終わり会場を後にした。帰路に遅い昼食を家族と共にとり帰宅すると梅崎・和田ら5人が先に戻り、すでに自主練習を開始していた。正直驚いた。激戦を終え敗れ、悔しさに号泣した先ほどのメンバーが目を潤ませながらも今まさに前を向いて歩き出している。胸が熱くなった。彼らの期待に指揮官も答えてやらねばならない。誠実に向き合おう。

 今日もまた、負けた生徒は皆申し訳なさそうに目を赤く腫らし、力なくその細い肩を落とす。そうじゃないよ、「おまえのせいで負けたんじゃない、おまえがいてくれたからこそここまで来れた。だから毎日の練習場も行くのが楽しみなんだ。ありがとう。」本当はそう思ってる。言葉にはなかなか出せないが・・・ 止まない雨はない
 さあ行くぞみんな。 公立高校の意地を見せようぞ

卓球部県総体写真