卓球部 夏を終えて新たなスタート切る

8月のインターハイ・夏季大会・各種のオープン大会も精力的にこなし熱く燃えた夏も終わりました。新たな目標を胸に新学期を迎えたところです。振り返ると出場した大会を通して多くの課題と教訓を得ることが出来ました。特にインターハイでは団体・ダブルス・シングルス全ての種目において序盤のリードが守り切れず何とも悔しい逆転負けの場面を何度も味わいました。しかし、不思議な勝ちこそあっても、不思議な負けなどないはずです。

例えば「5-1・6-1・7-1・9-2」などの場面でリードが守れず、勝ちきれませんでした。確かにキャリアを積んだ一流ならその経験値から良く分かるはずです。競り合いや、むしろ2、3点ビハインド追いかける展開の方がかえって戦いやすいものです。序盤大量リードしてからの戦い方のほうが迷いが生じやすく難しくなるときもあります。守勢に入り安全・大事になりすぎたり、逆に早く1本がほしくなり焦ったりと何かと心を惑わす選択肢が広がり生徒にとって結果1本が遠く遠くなってしまいました。

序盤大量リードした場合の心構えは、メンタルでは『ラブオールのつもりで』とか『勝てるかもと思ったときが負けの始まり』など自分自身にしっかりと言い聞かし暗示にかける必要があります。技術面では『連続失点をしない戦術を選択』すなわち自分から点を取りに行くプレーを心がけることやラリー戦に持ち込むことなどが挙げられます。

部員全員が初出場のワクワクした真夏の祭典インターハイ。『実践に勝る訓練はなし』と常々生徒達には言い聞かせてきましたがこの教訓を生かして今後の更なる飛躍を期待しています。また学校からほど近い地元総社市(約8キロ)で行われたインターハイでした。試合だけでなく大会期間中は共に倉工で汗を流した福井商業・静岡学園・報徳学園らの選手との交流を通してさぞかし友好も深まったことだと思います。最後にあなたたちは近い将来社会を担う人格です。大会に携わり裏方で支えて下さった多くの地元高校生・先生方に対しても感謝の気持ちを忘れないそんな人に育ってほしいものです。
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卓球部 顧問