卓球部「全日本卓球選手権」に参加して

平成30年1月15日から21日までの1週間にわたり東京体育館で,平成29年度全日本卓球選手権大会が盛大に行われました。倉工からはM3Bの白神裕大,萩原卓樹の2名が参加しました。

2年後に東京オリンピックが開催されるこの聖地で試合ができたことは生涯の良き思い出になったことでしょう。巨大な体育館内にある練習会場では水谷・石川選手らのベテランメダリストをはじめ「チョレイ」の掛け声だけでなく名実共に今回トップに立った 張本,女子の平野みゆ・伊藤みまらの若き日本のホープ達が殺気だった練習をしていました。

同じコートで練習するように促しましたが,さすがに彼らにその勇気はなかったようです。試合結果は萩原卓樹が1回戦,白神裕大が2回戦敗退でした。全国での1勝は3ヶ月分の厳しい練習に匹敵するとも言われますがまさにその通りだと思います。近年の卓球ブームに乗り報道・メディアでごった返す赤マットのフロア内です。さぞかし緊張もしたことでしょう。そうした中,多くのプロ選手達が特別な思いで臨むのがこの全日本大会なのです。

3年生のふたりにとって倉工のゼッケンを背に戦う全国大会はこれが最後になりました。しかし,幸いにも卒業後は関西学院大学・京都産業大学でさらにステップアップした競技生活を送れるチャンスが待っています。後輩達の励みになるよう精一杯努力し,逞しくなった姿を見せてください。

最後に伝統校倉工卒の誇りと意地を心に焼き付け巣立ってほしいと願います。そして,今後はどんな困難に立ち塞がれても「覚悟と工夫」があれば道は自ずと開かれるものだと信じなさい。新天地での成長と活躍を心から期待しています。くじけるな!

 卓球部顧問