卓球部 全日本大会報告

 1月11日から17日まで全日本選手権が恒例の東京体育館で行われました。本校からは梅崎光明(3年・多津美中卒)が3年連続(中学から連続6年)で出場しました。1回戦はインターハイ65年連続出場を継続している京都東山高校のエース高橋選手との対戦でした。膝の怪我からまだ完全復活とはいかないものの、粘り強いプレーの高橋選手に辛勝することが出来ました。東山ベンチには恩師の今井良春先生が入られ選手のみならず、監督も師弟対決となりました。母校東山高校時代の埼玉インターハイ・滋賀国体優勝時には監督として今井先生に入っていただき適切なるアドバイス・叱咤激励をいただきました。卒業後の現在でもいつも気にかけてくださり感謝しております。
 私にとって恩師と監督として全国の檜舞台で対戦出来たことはたいへん光栄であり生涯忘れられない全日本となりました。
 2回戦は国家チーム、エリートアカデミー所属で海外でも活躍中の緒方選手でした。激しい打撃戦となりましたが最後までしっかり攻め続けた梅崎に軍配があがりました。攻めの気持ちとラリー戦になれば力があることを証明しました。
 3回戦は神奈川の実業団選手、英田選手です。カットマンでありながら変幻自在なプレーで圧倒されました。個性的なプレーを仕掛けてくるので初対面の梅崎は今回対応しきれませんでした。2セット先行されても負けない柔軟な対応力が今後の課題と自身も気づいたことでしょう。
 梅崎光明君が倉敷工高の生徒として出場する全国大会はこれで最後になりました。9年間の付き合いでした。単純に通常の生徒の約3倍の時を共有したことになります。
 「若いうちにこそ喜んで苦労・不自由・不便さを味わうことで更なる飛躍が望めるものです。」今まで、そしてこれからも多くの方々に支えられて人生を歩んでいくはずです。郷土の偉人剣豪宮本武蔵が言ったように、「我以外、皆師なり」この精神を忘れずに次なるステージで活躍できることを祈っています。

卓球部 顧問