今日(5/30)の12:30くらいのことでした。予鈴がなったときにグランドから声がします。体育のためにグランドに整列した生徒たちが空を指さして叫んでいます。
「先生!あれなに?」「上!上!」理科準備室から出てきて空を見ると、見事な暈(かさ)が見られました。
「なに?あれ。」「なんやろう?気持ち悪い。」ちょうど天頂付近に大きな光の輪が見えます。虹色に光っています。
暈(かさ)とは太陽や月に薄い雲がかかったときに、その周囲に光の輪が現れる大気光学現象のことです。ハローまたはハロ(halo英語ではヘイロウ)ともいいます。
日本では日暈(ひがさ、にちうん)といいます。
現在、倉敷に近づいている低気圧と温暖前線のために対流圏上層に巻層雲や巻積雲といった雲が発生しています。(今日は空が白かったでしょう?)
この中には氷晶という氷の粒がたくさんあります。これが六角柱の独特な形をしているのでこのような現象になるのです。
先日の日食といい、自然現象に興味を持ってくれるのはうれしいです。皆さんも時々空を見上げてみましょう。