スーパーエンバイロメントハイスクール電気科進捗状況6

制御回路の製作は検査段階に入り、2月24日から26日の3日間、浪岡製作所様に仕様書通りにできているか、検査をしていただきました。その結果、電気科で製作した部分に、仕様書と異なる動きがありましたので、手直しを行い、一日がかりで最終検査をパスすることができました。

その後、化学反応に適した温度と、かくはん機の回転数などの細かな設定をした後、試験を行いました。
工業化学の先生が、原料の布を綿状にしたものをセットして、糖化して(溶けて)いれば制御回路は設定した温度と回転数を保ち続けたことになり、検査合格&糖化試験成功になります。

実験1度目(25日から26日朝)の結果

残念!綿状の物が残っています

期待した性能がでなかったので、今まで工業化学で行ってきた実験結果踏まえ、原料に前処理を加えたものを使用するようにして再度トライしました。
実験2度目(26日)の結果

綿状にした布が糖化(溶けた)!

無事、糖化実験は成功し、制御回路は化学反応に適した温度と、かくはん機の回転数を一定に保ち続けられることがわかりました。この瞬間、全員思わず笑顔になり、一年近くの苦労が報われました。
コロナウイルス対策のため、生徒は同席できず、この喜びを一緒に分かち合うことはできませんでしたが、ものづくりの醍醐味を味わうことができた一日となりました。
最後に、浪岡製作所様におかれましては、長時間にわたり、丁寧な検査とアドバイスをいただきまして、心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。