新しい酵素による糖化実験

これまで使用してきた酵素に加えて、ジーンズのダメージ加工などに用いられる酵素を使った実験を繰り返し行いました。その結果、紙原料であるシュレッダーダストに対しては新しく導入した酵素の効果はありませんでしたが、糸の原料に対しては入れた方が糖度が高くなりました。その際の糖度はアルカリ処理をした糸原料より、前処理をしていない糸原料の方が高くなり、紙と同程度まで糖度が高くなりました。
また、横振とうのみよりも回転子による撹拌をした方が酵素の効果が高く、糖度は布<糸で高くなり、この場合は新しい酵素の効果はほとんどなかったです。
今後再現性についてもう少し検討する必要はありますが、条件の絞り込みをかけ、添加量の検討をしたらスケールアップした実験を進めていきたいと思います。