工業化学科2年実習(合成化学)

現ローテーションも折り返して、段々と内容が難しくなってきています。
本日は化学反応による合成反応に特化した実習の紹介をします。

こちらの班では、ベンゼン→ニトロベンゼン→アニリン→スルファニル酸→オレンジⅡという一連の合成反応をおこなっています。
化学反応では原料のすべてが反応するわけではないため、合成反応後に必ず精製し、目的の化合物にするための手順を踏みます。
今回は実験器具を組み合わせて加熱をおこなう「水蒸気蒸留」という方法で、物質が持つ本来の沸点以下での蒸留による精製をおこないました。
ガラス管のつなぎ目などから冷却水が漏れ出たり、水蒸気がコルク栓付近から逃げるなど悪戦苦闘しながらも、安全に楽しく実験をおこなっていました。