走査型電子顕微鏡で紙を見たことがありますか?
いきなり何?と思われたあなた!ぜひ最後までお読みください。
走査型電子顕微鏡(SEM)は光よりも波長の短い電子線を利用した
顕微鏡で理論的には光学顕微鏡の約1000倍の分解能があります。
???まだ読み続けてくださいね。
つまり、すっげー拡大できるんです!
その顕微鏡を使って、㈱日立ハイテクの寺田先生に授業をしていただきました。
電気科の1年生が物理の授業で拡大して見たものは「紙」
拡大して見ると、
コピー用紙 :繊維がつまっていて、いかにもインクがのりそう
トイレットペーパー:繊維が短く、いかにも水でほどけそう
ティッシュペーパー :繊維が比較的長く、いかにも水分を吸い込みそう
などそれぞれの機能に合わせて、繊維の長さ、密度が製造過程でコントロール
されていることが見えてきました。
- ①コレが走査型電子顕微鏡
- ②日常にある紙の機能を科学的に解明
- ③科学の力で見る・分析する意義を聞く
- ④数千倍に拡大された紙の機能について聞く
50分の授業の中で、
『科学の力を借りて、拡大して見ると普段見えていないものが見えてくる。
見方を変えると考え方も変わって世界が広がっていく』このようなことを
学んだのではないでしょうか。
寺田先生、
そして、最後までお読みいただいた皆様、ありがとうございました。