令和6年度全国高校総体カヌー競技大会(報告)

8月5日~8月9日に大分県豊後高田市の真玉B&G海洋センターカヌー場で令和6年度全国高校総体カヌー競技大会が開催されました。今年度は北部九州総体(インターハイ)です。

8月2日に高梁川で艇を積み込み、倉工カヌー部は8月4日の午後の公式練習から参加しました。前日入りしなかったため、4日の午前の公式練習は参加できませんでした。本会場は狭いため、各学校を東日本と西日本に分けて公式練習の時間帯に制限がありました。

5日の午前の公式練習に参加し、午後からは開会式があり、式場が手狭なため各校から代表者1名だけの参加でした。倉工からは部長が代表として参加しました。式後、コースが開放されたので練習しました。

会場近くの宇佐神宮が勝負の神様ということで、大会の祈願に部員全員で参拝しました。練習後に行ったため遅くなり、御本殿の売店しか開いてませんでしたが、おみくじをひけました。おみくじの右側にあった恋みくじが大人気でした。

レース前日の夜のミーティングでは、監督からレースについての注意事項を聞いた後、一人一人明日からレースに向けて決意表明をしました。

6日は500mの予選と準決勝がありました。
男子カヤックフォア(K-4)は予選通過、男子カナディアンフォア(C-4)は予選通過できる順位でフィニッシュしましたが、スタート直前に艇がレーンに対して斜めに入ってしまい、そのままスタートの合図があり、修正が間に合わずレーンアウトで失格となりました。今回のチームでは練習したことのない自動発艇装置によるスタートでした。
男子カヤックペア(K-2)、男子カナディアンシングル(C-1)ともに予選敗退、男子カナディアンペア(C-2)は予選通過しました。夕方、男子カヤックフォア(K-4)は準決勝で敗退。
この日は保護者4家族が現地に駆けつけ熱い応援をいただきました。県高体連からも3名ご視察いただきました。ありがとうございました。

宿舎にはランドリーコーナーがないためコインランドリーに行くことになり、そこの近くにある真玉海岸が日本の夕陽百選ということだったので、ついでに夕陽を見たいか聞いたときは「ここ(宿泊先)からでも夕陽見えてます」とか全く乗り気でなかった部員たちでしたが、いざ来てみると思わぬ情景だったようで大変満足していました。

7日は500mの準決勝と決勝がありました。男子カナディアンペアは準決勝で敗退となりました。

買い出しの帰りに、近くにある昭和の町に立ち寄ってみました。昭和30年代の町並みは映画やドラマのセットに使われるようです。

8日は200mの予選と準決勝がありました。
日課として早朝に宿舎周辺で散歩と体操をしています。レース1時間前からアップをして、30分前に配艇でレーン番号を受け取ってミーティングをしてレースに向かいます。

男子カヤックフォア(K-4)は予選を突破、男子カナディアンフォア(C-4)は500mの反省をいかしてコースアウトすることなく予選を突破しました。男子カナディアンシングル(C-1)、男子カヤックペア(K-2)ともに予選敗退、男子カナディアンペア(C-2)は予選を突破しました。午後からの準決勝では、予選を突破した種目は準決勝での敗退となりました。各種目でベストタイムを更新し、選手は今の実力を出せたことに悔いは無いようですが、全国の舞台で決勝進出タイムとの差を身にしみて実感した大会となりました。

コインランドリーの帰りに、真玉海岸からの最後の夕陽を眺めながら傷心を癒やし、この大会をもって引退となる3年生と親睦を深めていました。

9日は、朝は宿舎にお礼を伝え、午前中、広島県も出場している決勝を見学した後、午後から広島県の選手と一緒にトラックに艇を積み込みました。経費削減のため例年岡山県は広島県との合同の大型トラックで艇を運搬しています。

最後に会場を背に記念撮影をして、来年は手ぶらでは帰らないことを誓いつつ豊後高田市の真玉B&G海洋センターカヌー場を発ちました。
今大会への参加に際しまして、各方面から激励やご支援、また応援をいただき、誠にありがとうございました。賞は得られませんでしたが、見えてきた課題を今後の日々の練習で解決していきます。今後とも活動へのご理解をよろしくお願いいたします。

カヌー部では随時、入部希望者を募集しています。1年生の諸君、新人戦の前の今ならまだ間に合います。体験入部も大歓迎です。