本校女子生徒が行うモデルロケットの開発に対して、㈱リバネスやロッキード・マーティン社、日本モデルロケット協会や千葉工業大学が指導と支援を行ってくれるプログラム「Girls Rocketry Challenge 2024」における、これまでの開発経過の中間発表となる打ち上げ会が2024年8月10日に、千葉工業大学津田沼キャンパスで行われました。
本校からは、科学部に所属する、C2の横井咲月さんとT2の山野井彩乃さんが参加してくれていて、5月に行われた任命式からこれまでに、合計6機のロケットを開発してきました。
- 5月に行われた任命式
- ユニフォームのポロシャツに着替えて打ち上げ会始まります!
まず、打ち上げたロケットは滞空競技用のロケットです。直径60cmと80cmのパラシュートをロケット内部に収納しているので、細長いロケットになっています。ロケットの色は、デニムの街・倉敷にちなんでインディゴ・ブルーにしています。
最初に打ち上げた直径60cmパラシュートは、無事開傘して、約15秒の記録が出ました。それに対して直径80cmのパラシュートは開傘しなかったので、全国大会では60cmのパラシュートで臨むか、もう少し軽い生地のパラシュートにして直径80㎝のパラシュートで臨むか、作戦を練る必要があることが分かりました。
- 一番左が直径60cmのパラシュートを収納したロケット、左から2番目が直径80cmのパラシュートを収納したロケットです。
- 直径60cmのパラシュートは、無事、開傘しました。
高度競技用には、コピー用紙とバルサ板を使って、質量約5gと軽いロケットを開発しました。羽根(フィン)を後退翼にして、後退する割合を変化させて何種類か作り、到達高度を確認しました。結果は到達高度約65mとまずまずの結果を得られましたが、大会で入賞するには、あと10m上昇させる必要があるので、より軽量化をすすめたり、後退翼の割合や枚数などを変化させたりして到達高度をより高くする必要があることが分かりました。
- 到達高度約65mのロケットです。
- 高度競技では軽量化のため、着陸用の減速装置にはパラシュートでなく、細長い帯状のストリーマを用います。
打ち上げ会後には、第8期となる今期Girls Rocketry Challenge校に任命された他校と技術交流会を行い、10月5日に茨城県つくば市のJAXAで開催される全国大会に向けて、意欲を高めあいました。