6月9日(水)C3の課題研究の「機器分析(GC/MS装置など)の研究」で6回目の実験実習が行われました。以下が、本日のまとめとして生徒が書いてくれた活動報告です。
今までは、機器分析で何ができるのか自宅や学校で調べたり、機器の動かし方のマニュアルなどを読んだり、録画映像を見たりなど、なかなか前へ進むことができませんでしたが、本日とうとうGC/MS装置を起動させ、実験を行うことが可能な手前まで進めることができました。またGC/MS装置が動いたことで、何ができるかという、次の目標をかなり絞ることができるので、かなり前へと進むことができたと考えています。これからも皆で進めていきます。
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工業化学科3年 単位操作実習②
6月8日(水)に2回目の単位操作実習を行いました。
今回は先週学習した内容について個々に残したメモを参考にしながら、生徒同士で進め方の手順を確認し、先週とは異なる作業に取り組みました。
テキストに実験の進め方は記載されていますが、装置ごとにある上手く進めるためのノウハウが分からなければ良い結果を得ることができません。
- 流動実験装置の確認
- ボイラーの運転確認
- 原料の調整方法の確認
- 精留塔の運転方法の確認
重要なポイントを生徒同士でしっかり引き継ぎ、安全に配慮しながら進めることができました。
工業化学科1年生 工業技術基礎 一班目の学習が終了!!次回は次の先生のところで!
6月7日(火)C1の工業技術基礎で5回目の実験実習が行われました。
学年主任の妹尾先生の班では、無機合成と恒量について学習をしています。金属の銅片に酸を加えて溶解させ硫酸銅(Ⅱ)五水和物を製造し、加熱により水和物を取り除き、秤量びんを用い精秤しました。様々な化学反応を通し基礎基本となる実験器具の取り扱いも体験してもらいました。
また、その他の実験実習の様子も写真でご覧ください。今回で一班のまとめとなるので作品ができた班もあったようです。
工業化学科 ものづくりコンテスト化学分析部門に向けて
6月18日に東岡山工業高等学校で開催が予定されている、令和4年度高校生ものづくりコンテスト岡山県大会(化学分析部門)に向けて現在代表選手2名が毎日放課後に練習を行っています。
競技の課題は「キレート滴定法により、試料水中のCa及びMgの定量を行うことにより、3種類の試料水の各硬度を求め、指定された測定結果報告書を提出する。」です。
この大会で上位2名以内に入賞すれば、中国大会への出場権が得られます。
今年度から分析対象の検水の数が3本になり、より一層の早くて正確な分析技術が必要になるため、とても大変ですが倉工の代表として上位入賞目指して頑張っています。
- 検水の採取
- 手際よく進めます
- 滴定の様子
工業化学科 端切れからのアルコール製造②
5月26日に解繊した原料を糖化する実験を始めたところ、撹拌がうまく効かず、
急遽この春に退職された岡本先生に来校していただき直していただきました。
その後、週末から6月1日までの期間は順調に装置が稼働したので、毎日放課後に原料を加えたり
データを取るなど行い、6月2日の課題研究の時間に糖化液と残渣に対し、前日から培養した
酵母を加えました。酵母を入れた後は一定温度を維持しながら来週まで発酵を行います。
来週は発酵液を残渣と分離後に濃縮したり、組み立て式のコンポストも完成したので
残渣の具体的な活用方法について実験していきたいと思います。
- 糖化反応直後の様子
- 糖化液の回収
- 残渣の取り出し
- 回転式コンポスト
工業化学科1年生 工業技術基礎 ものをつくるだけが「ものづくり」ではない!工業化学の「ものづくり」は、分析だ!!
5月31日(火)C1の工業技術基礎で4回目の実験実習が行われました。
本日も各先生のところで工業化学のものづくりについて学習をしています。岩田先生の班では、とても専門性の高い陽イオンの定性分析についての実験実習をしています。化学系の大学で取り組む内容を専門高校では、1年生の実験実習に取り入れて、様々な化学反応をまずは経験してもらっています。また、その他の実験実習の様子も写真でご覧ください。
工業化学科3年 単位操作実習
6月1日から三年生は実習のローテーションが変わり、新しい班での学習が始まりました。
単位操作実習班では、ミニプラントを用いた精留と流量の測定に関する実験を行いました。
- 流動実験装置の調整
- 圧力調整や温度管理
- 実験データのまとめ
これまで学んできたビーカースケールからすると大容量の実験になるため、
力を合わせて協力しながら安全に作業を進めることができました。
工業化学科3年生(実習)
5月25日(水)C3の実習4回目の授業が行われました。
工業化学科でも溶接の実習に取り組み、鉛筆立てをつくりながら経験をしてもらいました。なかなか上手くいかず、苦労している様子です。卒業までに様々な経験をしてもらいたいです。
また、まとめとなる今回は、テストなどに臨んでいる班もありました。
次回からは、他の担当の先生のところでの実習となります。他の内容の実習になるので準備物も異なると思います。
将来の社会人に向けて、基礎・基本を大切にして、忘れ物もしないように気を付けてもらいたいです。
工業化学科1年 工業技術基礎 化学の製造マンに少し近づけたかな?
5月24日(火)C1の工業技術基礎で3回目の実験実習が行われました。
各担当の教員のところで取り組む、5回の実験実習のうちの3回目です。
本日、C1担任の森先生のところでは、バニシングクリームの製造に取り組みました。試薬瓶から取り出した数種類の薬品を反応させ、そこに香料を混ぜ合わせました。
ひとり一人違った自分のバニシングクリームができたでしょうか。
また、その他の実習の様子も写真でご覧ください。
工業化学科 端切れからのアルコール製造①
昨年度まで岡山県教育委員会の研究指定を受けていた
「スーパーエンバイロメントハイスクール研究開発事業」の中で取り組んでいた、
「綿布端切れ繊維から酵素を用いたアルコール製造とその残渣の有効活用」について、
今年度からも引き続き当初の目標である消毒用アルコールの製造と残渣の活用方法の模索を
テーマに研究を始めました。
今年度からは研究チームを縮小し、9名の班員で構成し、更にアルコール製造班を6名、
残渣の活用やバイオ的な研究を3名に分かれて取り組んでいます。
- 解繊装置の運転
- 作業の様子を配信
- 中和後の脱水
- 原料の乾燥
コロナの影響により4月〜5月までの期間では数えるほどしか実施できていませんが、
まずは昨年度までの研究成果をもとに作業手順を学び、今後は昨年度できなかったことや
新しい取り組みについても行っていきたいと思います。
工業化学科1年生(工業技術基礎) 実験スタート
4月26日(火)
C1の工業技術基礎での実験実習が始まりました。前回から各担当の教員のところで10名程度の各班で班別の内容に取り組んでもらいました。
5月10日(火)
本日は、各担当教員での2回目の実験実習の内容となり少しずつ専門的な学習がはじまりました。中学校では経験できない、工業化学の学習をしっかりと経験してもらいたいです。
工業化学科3年生(実習)
4月20日(水)C3の実習の授業がスタートし、27日で2回目となりました。3年生の実習では、1年、2年と学習してきた実験実習の総合力が試される内容となっています。将来の就職・進学にむけて多くの経験を積んでいってください。
工業化学科1年生(工業技術基礎)スタート
共同研究者へのお礼と報告
3月24日(木)に本研究の共同研究者である岡山理科大学 工学部 応用化学科 滝澤 昇 様、岡山大学資源植物科学研究所 植物・微生物相互作用グループの谷 明生 様、株式会社フジワラテクノアート 経営企画室 係長の久岡 玲子様をそれぞれに訪問させていただき、3年間のお礼と研究課程をまとめた報告書をお渡ししました。
みなさまには研究課程において様々なサポートをいただき、大変感謝しております。ありがとうございました。
研究指定は終わりましたが、引き続き研究を続けていき、より良い成果が得られるよう頑張りたいと思います。
GCMSの設置と操作説明
3月16~18日にかけて「スマート専門高校」事業によって導入が決定した「ガスクロマトグラフ質量分析装置(GCMS)」の設置を行い、3月30~31日にかけて操作説明およびメンテナンスの方法について講習を行いました。
この装置は県立高校の導入としては初で、元々本校にあったGC装置では調べることのできない高度な分析が出来るようになるので、今後の授業や研究で活用していきたいと思います。
- GCMS本体
- 日本電子の岡本様による説明
工業化学科 危険物甲種合格
2月に岡山県で実施された危険物取扱者試験で、工業化学科2年生の石川士恩君と三宅大陽君の2名が甲種に合格しました。今回の合格で倉工の工業化学科として11年連続の甲種合格になりました。
また、工業化学科1年生4名が危険物取扱者乙種第4類に合格しました。これで1年生は合計10名が乙4取得者となりました。1年生も2年生も乙4以外も多数合格しているので、このまま全類取得を目指し、甲種取得にもチャレンジしてもらいたいと思います。
布用シュレッダーの改造完了
機械科が製作した布用シュレッダーに不具合が生じる度に修理をしてもらっていましたが、研究指定終了後にも引き続き取り組んで行くために、11月頃から機械科に本格的に改造をしてもらいました。
当初の予定では年末までに改造が完了して、納品してもらうはずでしたが、様々なことが重なったため2月末に完成しました。完成した2月末から3月1日にかけて学校行事が多数あったので、本日ようやく試運転をすることができました。
運転してみると以前の物に比べて気密性が高まり、室内でも解繊ホコリが舞うこともなく、わずか10分の運転でも60g以上の解繊糸を回収することができました。
今後1時間の連続運転でどこまで解繊糸を回収することができるかなど、詳しく調べていきたいと思います。
工業化学科 社会人講演会実施
2月1日(火)の総合的な探求の時間に、日本ゼオン株式会社 水島工場 副工場長 兼 総務人事課長の窪田 伊三男 様に「働くことの意義」という題目で講演会を実施していただきました。
本来であれば直接本校へお越しいただき、対面式での講演会の予定でしたが、コロナの急速な感染拡大により、まん延防止等重点措置が発令され、急遽リモートによる実施に変更されました。
会場になった会議室の音響設備が改修されて初の行事ということもあり、音声が直接スピーカーから流れないなどトラブルも若干ありましたが、色々な角度から働くことについてお話しいただき生徒も大変興味深く聞くことが出来ました。
- 開会行事
- プレゼン資料を用いての説明
- メモを取りながらの聴講
- 生徒代表者謝辞
工業化学科2年生 今週の実習風景
現在最後の実習班のローテーション中です。
2年生としての実習も残りわずかになりました。
- 灼熱恒量についての説明
- ICTを活用した滴定作業の説明
- スルファニル酸の合成
2月3日(木) 12:25〜本校生徒 ラジオ📻出演!
本日、RSKラジオワイド番組「きらりと光る!おかやまの 工業高校生」にテキスタイル工学科3年生 青島さん、工業化学科3年生 竹熊さん、そして、工業化学科 科長 野瀬先生が出演します。
今回の放送では、倉工の紹介と工業化学科が中心で取り組んできた、「スーパーエンバイロメントハイスクール研究開発事業」について報告します。お聴き逃しなく!TEAM倉工は頑張っています!