3年生の就職試験が一段落したころより、本格的にアルカリ溶液による前処理をした原料を利用した糖化の実験を開始しました。しかし前処理をしただけの成果としては思ったほど糖度の上昇につながらないため、振とう速度を上げたり、ホットスターラーを用いた実験をするとともに、排紙を原料にして同一条件による糖度の違いを確認するなど様々な研究を行っています。振とう速度を上げたことによる成果としては明らかに原料の端切れ繊維の状態が違っていましたが、糖度については現段階ではこれまでの実験結果と大きな差は見られませんでした。今後は別の酵素を試したり、原料の前処理を違ったアプローチも考えてみようと思います。
- 実験前の原料の様子
- ホットスターラーの温度制御確認
- 糖化実験後の様子(振とう回数の違い)
- 糖化実験直後の様子
- ホットスターラーの動作確認
- 糖化実験後の糖度・pH測定