温度調整が効かない状態で大型装置による初めての長期間糖化反応を終えました。残念ながら装置完成直後のように原料が溶けてはおらず、糖度の上昇率もビーカースケールの時の半分以下でした。
- 原料を追加する様子
- 反応直後の溶け残った原料
- 糖度やpHを調べる準備
定量的なデータの収集は難しいですが、今後の流れを固めていく上でも各工程を経験しておく方が良いと考え、解繊、前処理、発酵、蒸留、そして反応槽の洗浄と再仕込みに分かれて作業を進めました。機械科と電気科の先生にもお手伝いいただき、空調のない暑い部屋でしたが作業に打ち込み、今後の改善点など気づきの多い時間が過ごせました。
- ボイラー運転操作
- 解繊装置に安全カバーを装備
- 実習で学んだ蒸留塔による濃縮作業
- 反応槽の洗浄
- 解繊装置の分解修理
- アルカリ溶液による前処理
中和後の乾燥(昨年度研究で乾燥状態の方が反応性が高かったのと、正確な質量測定のため)