SEH研究開発事業のまとめに向けて

本研究もいよいよまとめの時期に入ってきており、11月に予定されている校内発表に向けて資料をまとめる作業を始めました。これまでの成果を時系列に並べ、どの様な内容を伝えれば良いか発表予定のメンバーを中心に構想を練りました。来週の授業から資料作成が出来るよう、研究リーダーは資料を持ち帰り、まとめてくるとのことなので期待しています。

また、前回の解繊作業後、機械科の先生方に現行機の状態を確認していただきました。単位時間当たりの解繊作業の効率を上げるためには装置の改良が必要であるとの判断をいただきましたが、装置の改造には時間がかかるとのことだったので、今回は現行機での作業を続けました。しかし、刃を固定している溶接部分が外れてしまったので残念ながら途中で解繊作業は中止となりました。装置は来週を目途に修理していただくとともに、今後に向けては改良もしていただく予定です。


現在、解繊済みの原料が2kg程度と、大型装置で行える1回分しか残っていないため、特に慎重に糖化反応の作業を進めました。明日からの一週間が勝負になります。これまで培ってきた経験を活かし、予備実験で得ていた成果が再現されることを願いながら取り組みました。来週は発酵、再来週に濃縮して成分分析を行いたいと思います。

なお、今年度に入って一度も正しい分析が出来ていなかったので、試薬を用いてガスクロマトグラフィー操作の復習も行いました。