日別アーカイブ: 2021/10/19

SDGs出前授業 E2AB 保健

10月18日(月)6時間目にSDGsネットワーク岡山さんの出前授業を開催しました。

10月から2年生の保健では、環境問題をテーマとして学習を始めています。

その導入として、公益財団法人水島地域環境再生財団法人の塩飽敏史先生を講師としてお招きし、「過去 現在 未来をつなぎ、住み続けたいまちづくりを実現する〜大気汚染を中心とした水島の公害から学ぶこと〜」のご講演をいただきました。

最初にSDGsについて基本理念の構造から教えていただきました。経済、社会の基盤が環境であること。安心して暮らしていけるベースがあっての社会や経済が成り立つと聞き、いまのコロナ禍の状況を知る私たちが目の当たりにしている問題でもあると感じました。

また、水島公害がなぜ起きたか、地理的条件や岡山県の農業県から工業県への移り変わりの歴史など今の高校生にもわかりやすく説明していただきました。

講演の中で塩飽先生がこの変化を知ってほしい!と強くお話されたことがあります。それは会社、大学、商店街、NPOなどさまざまな立場の人が集い、これからの未来を考えて行こうと協議会が発足するなど大きな変化が近年でてきているとのことです。

SDGsの「誰一人取り残さない」という考えを1人でも多くの人が理解し、いまの自分さえよかったら良いという考えではなく、将来の世代=未来の社会へつなげていってほしいというお話が1番印象深く心に残りました。

電気科2年生の保健の授業では、次週から環境問題に取り組んでいる大学や企業の取り組みについて調べ、今後自分たちがSDGsにどのように取り組んでいけるか考えていきたいと思っています。

スーパーエンバイロメントハイスクール電気科進捗状況9

今までできていなかった、配線の整理整頓、糖化槽を監視するカメラ(静止画像)の設置を行いました。

1.制御装置に関する作業
(1)作業の様子


(2)記録用ソフトウエアの改良
記録したデータを画面に表示するときに、見るたびにボタンをクリックする必要がありましたので、その操作を不要にするように改良しました。

2.記録用ソフトウエアの機能の紹介
24時間以上の連続運転をするので、夜間でも校外から装置の状態を監視できるように、パソコンまたはスマホを使って、LINEやホームページから状態を確認することができます。
また、来年度以降に購入する一人一段端末(Chromebook)に対応するようにGoogle社のクラウドに記録をしています。

3.使用したカメラについて
当初の予定では、装置を新しく製作する予定でしたが、以前、電気科で製作した装置が休眠していたので、SDG’sの観点から、それをを再利用することにしました。
その装置は、令和元年度第60回全国電子工業教育研究会・岡山大会、生徒研究発表の部・優秀賞「LEDによる水耕栽培」〜5年間のまとめ6年目の挑戦〜で使用していた制御装置です。

令和元年度第60回全国電子工業教育研究会・岡山大会


こちらのカメラはTwitterの検索から、「糖化槽モニター」を検索していただきますと、監視状態を見ることが出来ます。

4.おわりに
今まで、色々な企業の方のアドバイスや、先生方のご協力をいただきまして、一応の一段落を迎えることが出来ました。心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。
今後、校内での活動報告がありますので、発表練習をしていきたいと思います。最後まで頑張りますので応援よろしくお願いします。