2015高校生テクノフォーラム

 1月17日(土)に浅口市中央公民館で2015高校生テクノフォーラムが開催されました。この高校生テクノフォーラムは岡山県下の工業高校生の研究成果を発表する場として毎年1月に行われており、今回は6校8テーマの研究発表・展示が行われ、本校から電子機械科と工業化学科の2題の発表がありました。

テクノ看板

 電子機械科では、D3A岡村嘉通君・有滿昌希君・伊藤 駿君・西谷一貴君・D3B山田泰大君・土居亮太君の6名が、「伝統のものづくり~ハンドバイスの製作~」をテーマに研究発表をしました。発表では、精密機械科の昭和四十年代より現在まで総合実習として引き継がれている「ハンドバイスの製作」について、機械科の鋳造実習でバイス本体を製作していただき、それを加工していく過程、丸棒から必要な様々な部品を実習室の多くの工作機械を操作して加工し組み立てて完成させる様子を紹介し、永年指導をいただいていた先生のインタビューと生徒へのメッセージを交え、この伝統のものづくりの大切さについて発表しました。想いを込めて一生懸命発表し、優秀賞をいただくことができました。

     〔研究発表の様子〕         研究発表したメンバー 6名
                           〔有滿君・土居君・伊藤君〕
                           〔西谷君・岡村君・山田君〕

 工業化学科では、C3の梶田・新居田・新田・平田・古川・横谷・藤井君の7名で『身近な植物の炭化と活性炭の評価及び石鹸への利用』をテーマに発表をしました。身近にある竹・
シュレッダーダスト・もみがらを炭化し、それを県下の工業高校で唯一設置している走査型電子顕微鏡で表面構造を観察し、孔の数や大きさを解析し吸着性の違いを滴定により比較実験をしていく化学の基礎から応用技術まで備えた実験の発表でした。今後の課題として石鹸への利用や廃液の浄化へと環境改善に役立つ内容を一人一人、自信を持って発表し、優良賞をいただきました。この発表を通して生徒各人が多くの人の前で堂々と生き生き発表でき達成感と自信を持って社会に旅立ってほしいと思います。