専門科」カテゴリーアーカイブ

SEH講演会(滝澤先生)

11月20日にスーパーエンバイロメントハイスクール研究開発事業の共同研究者である岡山理科大学の滝澤昇先生に「微生物はミクロの化学工場」という演題で御講演をいただきました。新型コロナウイルスの影響により今回もオンライン講演会となりました。微生物の分類からその働きに至るまで、具体的な例を示していただきながら難しい内容を分かりやすく説明していただきました。

工化1年生 乙種第4類取得

今年も工業化学科1年生は危険物乙種第4類の全員合格を目指して9月から放課後を中心に毎日取り組みました。
例年と違って就職試験が10月になったため担任以外の先生や3年生の力を借りることは出来ませんでしたが、様々な場面を通じてコツコツと長期間取り組むことが出来たので、試験直前には多くの人が合格できるレベルに達していました。
受検結果は36名中14名の合格でした。多くの生徒があと1問~2問合っていれば合格に届いていただけに、悔しさの残る結果ですが、次こそは頑張って合格を目指してもらいたいと思います。また、今回合格した生徒には全類取得を目指してほしいと思います。

脱水剤と霧化分離による濃縮結果

糖化~発酵にかけては様々な実験を繰り返してきてある程度の結果は得られるようになってきましたが、出来たアルコールの濃縮に関しては色々と試している段階です。今回は脱水剤としてモレキュラーシーブを用いた後、霧化分離して回収した液を分析してみましたが、結果としてはそのまま霧化分離したサンプルとアルコールの濃度は変わりませんでした。アルコール試薬でも試してみたのですが、モレキュラーシーブの使い方が良くなかったのかこちらも効果が見られませんでした。最終的には蒸留になるかもしれませんが、蒸留に頼らない濃縮方法をもう少し試していきたいと思います。

ファッション技術科3年生が岡山聾学校との協働学習を行いました。

ファッション技術科3年生の生徒が、3年間で学んだ知識や技術を使って、岡山聾学校の生徒の皆さんに羊毛の手紡ぎと板締め絞りの技術を伝えました。岡山聾学校でファッション系を学ぶ生徒さん4名が倉工に来校し、手話や用意した説明パネルを使い、身振り手振りでコミュニケーションをとりながら、短時間ではありますが、交流を深め、お互いの専門性を高める有意義な学習となりました。
(山陽新聞社からの取材もあり、本日の様子は明日の朝刊で掲載される予定ですのでご覧ください。)

テキスタイルデザイン演習風景

テキスタイル工学科1年生の授業風景です。
「テキスタイルデザイン演習1」ではデザインの基礎を学ぶために、自分の名前をデザインする課題に取り組みました。
自分の性格をイメージし、色や形にあらわし、相手に伝えるトレーニングです。完成したロゴマークについて、それぞれの思いや、制作意図についてプレゼンテーション を行っています。

電気科3年課題研究(ロボコン班)製作14回目

活動することができる時間が残り少なくなってしまいました。自然と作業のスピードが上がってきます。次回は実際に動作確認ができればいいと思います。出来ない場合は、残業です。ラストスパート、頑張っていきます。

綿花の収穫を行いました

5月下旬に種を薪き、育ててきた綿花の収穫をテキスタイル工学科1、2年生が行いました。
今日は暖かく、天候にも恵まれ、絶好の収穫日和となりました。松田科長の指示のもと、手際良く、楽しく収穫することができました。

Chromebookを利用してリモート修理を行いました

テキスタイル工学科において、布に印刷することができる大型のプリンターの修理を、東京のベビーロック様よりリモートで指示を受けながら行いました。
コロナで移動の制限がかかる中、修理を校内で取り組む事ことになりました。
作業は2時間に及び、大変苦労しましたが、無事に修理を終えました。皆様、ありがとうございました。

霧化分離②

先週故障してしまった霧化分離装置を修理していただき、自分たちで作った発酵液を使って再度実験を進めています。
比較対象として単蒸留をし、それぞれから回収した留出液をGCで分析したところ、ほとんど同じ濃度でした。装置を組んだり専門的な技術や知識が不要ということもあり、霧化分離装置にはメリットが多いです。
しかし、簡易ラボ機では回収部分がないためミスト化した気体を工夫して回収しなければならず、色々と試していますがなかなか思うようにはいきません。
全体的な操作の流れが出来てきつつあるだけに、回収部を必要とすると予算的な問題が生じるためどうするか悩んでいます。
研究と並行し、今年度も1月に校内で研究発表の機会があるため、データの整理をおこないながら、発表会に向けた準備も進め始めました。

電気科3年課題研究(ロボコン班)製作13回目

中間考査があり、10月20日以来の活動となりました。今回は、前回までに作成したプログラムを、ロボットのコンピューターが実行する事ができる形式に変換するところから作業を行いました。残念ながら、入力間違いがあったので、その訂正を行い、3時間かけて間違いを直すことが出来ました。あとは、ロボットを実際に動かしながら動作を確認していく作業になります。
ロボットの車体は、電子回路を取り付ける部分を作成しました。残りの作業は、センサー、バッテリーなどを取り付けて完成になります。
また、今回から課題研究の成果を発表するためのスライドを準備しはじめました。
課題研究をすることができる時間が少なくなりましたが、最後まで頑張っていきます。

霧化分離

就職試験に引き続き、中間考査があったため久々の課題研究になりました。今年度の課題の一つでもある発酵液の濃縮について、蒸留に代わる方法がないかと調べてきましたが、今回ナノミストテクノロジーズ株式会社から「霧化分離」という技術を用いた装置をレンタルすることが出来たので早速実験してみました。蒸留による濃縮とは異なり、原料の加熱が不要で電源を入れた直後からミスト化し、濃度を薄めたアルコール試薬を用いた結果ではアルコールの濃縮を確認することは出来ました。しかし、端切れから作製した発酵液の濃縮作業中に電源が入らなくなってしまったため、止む無く実験を中止し、装置を返却することになってしまったのが残念です。得られている結果から今後の方向性についても考えていきたいと思います。
また、長らく中断していた大型装置の方もようやく最終段階に入り、制御盤を取り付ける部分を機械科に溶接してもらったので、自分たちの手で再度色を塗り直しました。

第1回アイアム・ジーンズソムリエ・グランプリ特別賞を受賞

10月に開催された「第1回アイアム・ジーンズソムリエグランプリ」に倉工テキスタイルが見事に「特別賞」を受賞しました。
参加生徒は2人、ファッション技術科3年生の今吉祥嘉さんと和田翔君が発表し、今吉さんは「デニム絣の研究と制作」、和田君は「学生服とワークウェアの組み合わせ」で制作発表しました。

アイアム・ジーンズソムリエ・グランプリ

SEH講演会(久岡先生)

昨年度に引き続き、今年度もスーパーエンバイロメントハイスクール研究開発事業で協力いただいている外部の先生方に講演会をお願いしています。10月30日にフジワラテクノアート株式会社の久岡様に「固体培養の産業化」という演題で御講演をいただきました。本来であれば学校にお招きして実施する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響によりオンライン講演会となりました。慣れない形式ではありましたが、プレゼン資料を用いて会社で取り組まれている内容や、専門的な技術を分かりやすくお話しいただき良い勉強になりました。

電子機械科 1年生 工業技術基礎

電子機械科1年生では、工業技術基礎をしています。

○シーケンス(リレー)  ○メカトロ(テスタ)
○電気工事(技能)    ○機械加工(旋盤)

この4つのショップに分かれ、1ショップ6週程度で交代していきます。
最初は慣れない機械や工具で不安でしたが、段々と慣れてきています!
2年生に向けて頑張ります!!


メカトロ(テスタ)の実習でハンダ付けの様子

電気科3年課題研究(ロボコン班)製作12回目

就職試験真っ只中、課題研究を行いました。今回は、プログラムを中心に制作しました。車体は出来ていたはずが・・・・・です。授業の終わりには、まとめの日誌を毎回書きます。

日誌には、本日の作業内容、問題点、次の予定などを書き留めておきます。

次回、壊れた車体を直し、今度こそ完成さる予定です。

 

アルカリ処理作業と個々の成長

多くの就職希望者が10月16日から試験を受験しますが、その中でも現在の計画通り作業を進める一日でした。導入予定装置での実験を想定し、量産体制に入った作業を続けましたが、途中でアルカリ処理済みの原料が切れる事態になりました。しかし、すぐさま分担を再編し、予定を変更した実験をするなど柔軟な対応が出来るようになったり、使用後の実習室を進んで片付けに参加するなど彼らの成長が見られた一日になりました。就職試験の結果も良いものになるよう願っています。

原動機授業紹介ーハイブリッド自動車

地球環境の保全を考えて、また、化石燃料の節約を目指して、燃料電池自動車や電気自動車が開発されています。エンジンとモーターを併せ持つ、ハイブリッド自動車も増えています。

みなさんは、ハイブリッド自動車の仕組みをどのくらいご存知ですか。とても詳しく知っている方も多いとは思いますが、一方で「ハイブリッド自動車の仕組みは皆同じでは?」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

機械科2年生原動機では、今後の授業で「ハイブリッド自動車の構造について」を学ぶ予定です。

「パラレル」「シリーズ」「スプリット」などのストロングハイブリッド自動車はどう違うのでしょうか。また、これらと「マイルドハイブリッド自動車」の違いは何でしょうか。

このような勉強もします。

校内環境整備、頑張ってます!構造研究部

構造研究部の部員が、日頃の活動の成果を校内環境整備に生かしています。今回は、機械科1年生 柚木貴壮 さんが溶接の技術を生かして、駐車場の排水溝の蓋を製作しました。構造研究部 柚木さんありがとうございました。

次なるステップへ向けて

現在糖分やアルコールの濃縮をおこなうための装置を導入するにあたり、本校の研究していることに対して実際に利用できるかどうかの確認をするため、装置をレンタルする計画をしています。限られた予算を有効に使うためにも、装置を借りている間に出来るだけ多くの実験データを取りその有効性を確認するため、前回の実験結果で最も糖化率の高い条件により糖液を量産し、アルコール溶液も可能な限り量産する体制で研究を進めました。
ちなみにアルカリ処理した原料は何もしていない原料からの糖化率に比べ20%も高い数値が出た上、更なる原料の追加が出来る可能性が見られたため、本格的に作業工程へ組み入れる検討も必要であると考えています。

電気科の とある”いちにち”

今日のタイトルは「筆記試験・・よう頑張りましたあ。そして実技試験も頑張ろうで!!」です。

10月4日(日)に第二種電気工事士筆記試験:第一種電気工事士筆記試験が行われ、第二種電気工事士は67名、第一種電気工事士は10名が受験しました。(上期試験が中止となったことで一種の受験者が例年より大きく減っています)

受験した生徒諸君は合格を目指してがんばる中で、人間的に大きく成長した様子でした。

電気科では国家資格の受験を通して、電気の知識技術を身に付けることはもちろんのこと、頑張ろうとする心やくじけない心、自分をほめることの大切さや、くやしさを弾き飛ばす力など様々な人としての成長をすることができます。

実際、最初は合格点に全く手が届かなかった生徒諸君も、毎日の勉強の積み重ねで合格点に手が届き、そしてそこからは満点合格を目指して頑張る・・みんなの表情がだんだんと良くなり、自分に自信を持つことで、大きく成長した様子が見受けられました。

今後は12月12日(土)に行われる実技試験に向けてがんばります!!(*^▽^*)