専門科」カテゴリーアーカイブ

工業化学科 端切れからのアルコール製造⑨

大型糖化槽による実験を行った結果、最終計測糖度は4%と数値としては低い結果となりました。残渣の状態も溶けている感じが少なく、どうすればビーカーでの実験のようになるか生徒と考えたところ、原料が槽の中で自由に動いていないという結論にいたりました。
そこで様子見程度の原料を投入し、これまでのやり方による糖化反応後の状態と比較したいと思います。
また、今回回収した糖液に対しては発酵させ、アルコールにしたいと思います。

それとは別にアルカリ処理ではない前処理の原料に対する、ビーカースケールでの確認実験も始めています。期末考査があり忙しい中ですが、ローテーションを組んで対応していく予定です。

工業化学科2年生実習風景

今回の実習の最終回になります。
各班とも締めの作業や片付け、まとめテストに向けた準備などどの班も真剣に取り組んでいました。
期末考査後からはいよいよ2年生最後のローテーションになります。
学年の締めに向けて、頑張ってもらいたいと思います。

電気科のとある”いちにち”

今回のタイトルは「さすが倉工生!!実技はお手のもの・・のはず・・全員合格目指してがんばれ~~です!!」

12月11日(日)に実施される第一種電気工事士試験の実技試験に向けて、電気科2・3年生の24名が毎日補習を頑張っています。
筆記試験では、かちかち山~ぼーぼー鳥の生徒諸君でしたが、実技の補習ではさすが倉工生「第二種電気工事士」の資格に合格しているだけあって・・・うまいものです。

実技試験は1時間で作品を完成させなければならず、また1か所でも不備があると不合格・・言い換えれば100点満点じゃないと合格できないよ~~・・といった難易度の高い試験です。
最初は高圧の回路の部分が・・・????・・な生徒たちでしたが、補習を重ねるにつれて回路も理解して、手の早い生徒は40分もかからずに作ってしまいます。

生徒諸君は補習を通して、技術を身に着けるだけでなく、「思いやりのこころ」「やるときにはやる」「辛抱辛抱」「仲間意識」「みんなのために頑張る心」なども身に着けて一回り大きく成長しているようです。
倉工電気科の特色である「資格受験をとおして人づくり!!」を実現できていることは冥利に尽きます!!生徒と教員が両輪となって進んでいる倉工電気科の応援をよろしくお願いします。

試験まで残り4日・・最後までしっかりと補習に取り組んで合格をつかみ取ってほしいと思います。

工業化学科3年生(実習)

12月7日(水) C3の実習で最後となるローテションの2回目の授業が始まりました。
ペーパーウエイトの作成に取り組んでいたところは、前回の実習で用いた樹脂が硬化し、本日から磨きに入る準備を行っています。まずは容器から取り出し、ベルトサンダーを用い、バリ取りを行いながら粗削りをして成形しています。この形を基本に次回以降の実習で磨き上げていきます。まずは、一通りの流れを確認して、より良い自分自身の作品を作ってもらいたいと思います。また、他の班では、ガス溶接、アーク溶接を用いてものづくりに取り組んでいます。工業化学科では溶接の基礎を通して、ものづくりをする上での安心、安全の大切さを学んでもらっています。また、その他の実験実習の様子も写真でご覧ください。

電気科のとある”いちにち”

今回のタイトルは「マイコンカーラリー中国大会に参加しましたあ ~マシンが爆走するはずでしたあああ!!~」です

12月4日(日)に広島県立福山工業高校体育館で 2023マイコンカーラリー中国地区大会が開催されました。
倉工電気科からは2台のマシンをエントリーしました。3年生の課題研究班で製作に取り組んでおり、森末 翔瑚 君(灘崎中学校出身)、小野 晴哉 君(船穂中学校出身)の二人が代表で参加しました。
マイコンカーラリーは簡単に言うと・・ライントレースカーでスピードを競う大会です。(アドバンスクラスになるとすごいスピードで走るんですよ~。わが電気科はベーシッククラスに参加しました)

大会は前日の土曜日に試走。大会本番では午前中に1回、午後に1回 コースを走り良い方のタイムで競うといったルールです。

課題研究班のメンバーは、全国大会を目指して製作に取り組んできましたが、大会直前にアクシデントに見舞われ、大会ではとにかく完走を目指しました。
前日の試走ではうまく走ったので大会本番も期待したのですが・・・本番では途中で脱輪したり、あと少しのところでコースアウトしたり(最後のクランクに魔物がいました・・ここをクリアできれば目標達成でした)で残念な結果に終わりました。(ライントレースは会場の体育館の照明の関係でセンサが反応したりしなかったり・・マシンの調整が難しいのです・・(*^_^*))

参加した二人の生徒も残念そうでしたが・・「何かを学ぶためには経験する以上に良い方法はない!! by アインシュタイン」です!!・・・今回の経験を通して一回り大きくなった自分を感じてほしいと思います。森末君、小野君、課題研究班の生徒諸君 お疲れさまでした。

工業化学科 端切れからのアルコール製造⑧

10月下旬〜11月初旬にかけて地域のイベントへ参加するために研究を止めたり、文化の部や祝日の絡みもあってなかなか進めることが出来ないまま課題研究発表会の時期を迎えつつあります。
今年度は曜日の関係やコロナによる閉鎖などの影響もあって、例年と比べて活動回数がとても少なく、結果らしい結果が得られていないため発表準備も苦労しています。

そんな中において、久々に大型装置による糖化実験を始めました。
糖化翌日の様子を見たところ、糖度の上昇具合から酵素活性が今ひとつの状態であると考えられるので酵素量を追加で増やし、引き続き確認していきたいと思います。

SOJAイルミネーションはじまりました

11月30日に、総社駅の階段下への設置が終わり、12月1日から点灯が始まりました。
ソリの明るさのムラが気になるので、近いうちに制作メンバーで修理に行こうと思います。


機械科2年生が金属熱処理について学ぶ!!!

12月1日(木)、経済産業省のマッチングによる企業出前授業が5・6校時に開催されました。
今回は、大阪市の西部金属熱処理工業協同組合さまに金属熱処理について、教えていただきました。


まずは、講義です。
3名の講師の方の説明で、熱処理工場のバーチャル工場見学をしている感じでした。

次は、体験。
金属部品の製造段階で熱処理を行い、金属部品の強度を上げ、寿命や耐久性を向上させることを学びました。どのぐらい硬くなっているのかを実際に体験しました。
熱処理された鉄板に、ポンチと呼ばれる先端の尖った道具をハンマーで打ち付けています。
熱処理されたところとされていないところは、硬さが違うことがわかったようです。
硬さの違いを科学的に説明を聞き、考える。考える。考える。・・・・・・・・難しい!!

講師の方の言葉に、「熱処理をされた部品があるから、安心して自動車や機械を使うことができる。熱処理技術は、その安心を支える仕事である。」とありました。
学校では伝えることのできない、仕事に対しての向き合い方を教えていただきました。

機械科2年生にとっては、自分自身の将来を考えるよい機会となりました。

D2工場見学(岐阜プラスチック工業(株) 編)

11月末、電子機械科2年生が工場見学に行ってきました。
岐阜プラスチック工業株式会社 倉敷工場 は2019年1月に操業開始の最新鋭の新工場で、倉工の卒業生9名が活躍されています。1953年の創業以来約70年の歴史で培われた知恵、技術、ノウハウと最先端のデジタル技術を集結された工場を拝見しました。
設備を見学した生徒からは「キレイで効率的でイメージと全然違った」「設備がすごい」「未来の社会や環境考えて仕事をされていて勉強になった」などの声があがりました。
OBの渡邉さんから、仕事のやりがい、社会人としての1日のスケジュール、これから就職活動をする高校生へのアドバイスをいただきました。ご自身の実体験からのアドバイスはとてもわかりやすく、大変参考になりました。渡邉さんの様なOBがいらっしゃることを誇らしく思いました。今後、ますますのご活躍を祈念しております。

電気科のとある”いちにち”

今回のタイトルは「信平先生の熱い想いが・・1年生の諸君をレベルアップさせませしたあああ!!」です。(ぱかぱぱっぱぱっぱぱっぱあああああああ:ドラゴンクエストでレベルアップした時に流れる曲です)

11月28日(月)1時間目2時間目の時間に「思いは必ず実現する」と題して信平幸一記念館館長 信平幸一先生に講演をいただきました。

信平先生は元工業高校の教員で教員生活の最後を倉工で教鞭をとられ、平成13年~平成20年までは倉工電気科の科長として倉工のために尽力されました。また先生はロボット製作の大家であり、現役時代には生徒と一緒になって「ロボットつくりを通した人づくり」を実践されておりました。詳しいことは信平幸一記念館のHP http://www.oimatu-kai.jp/mysite3/をご覧ください。

事前の打ち合わせで 今回の講演では「ものづくりの楽しさや苦しいところを乗り越えた時の達成感充実感」「将来の電気技術者として、高校時代にやらなければならないこと」「人として成長するために必要な思い」等々を生徒諸君に話をしてくださいとお願いしていたところ

信平幸一記念館の紹介を通して「ロボットの製作をする中で苦労や喜びを生徒と分かち合ってきたこと。失敗を恐れず一歩踏み出していろいろな経験を積むことが大切!!」
倉工電気科卒業の先輩の話を通して「倉工電気科の生徒として誇りを持つこと!!」
電験三種の指導経験を通して「資格をとることの大切さ。資格取得日本一を目指して本当に日本一になることができた。何事も最後までやりきることが大切!!」
稲盛和夫氏の名言を通して「人生=能力×熱意×考え方 情熱を持ち続けることが成功の秘訣である」
講演の最後に「親の背中に感謝 親を大切にする」

等々 信平先生の思いを生徒諸君に熱く語りかけてくれ、生徒たちも熱心に聴いていました。

今回の講演を聞いた生徒諸君は一回り大きくなった感じで「やる気スイッチが入った」様子でした。これからの生徒諸君の頑張りに期待したいと思います。

信平先生ありがとうございました。

工業化学科3年生(実習)

11月30日(水) C3の実習で最後となるローテションの授業が始まりました。

3年間の集大成となるように、しっかりと取り組んでもらいたいです。本日はどの班も導入となる授業であり、生徒は実験実技に入るための説明をしっかりと聞いていました。

3年の担任でもある担当の実習では、ものづくりとして、樹脂を硬化させたペーパーウエイトの作成に取り組んでいます。樹脂に加える凝固剤の量がポイントです。加える量が多すぎると反応により発熱を起こすことで、完成品にヒビが入ってしまいます。しっかりと仕組みを理解し、自分の思い描く作品が製作できるでしょうか。また、その他の実験実習の様子も写真でご覧ください。

SOJA イルミネーション2022 作品完成!

1週間前にほぼ完成したイルミネーション、色の間違いや明るさムラなどの調整をして、ついに完成しました! #ギリギリ間に合いました。
電気科らしく電流の測定、危険な裏へ蓋を付け、6時間程度の耐久テストも行いました。
総社駅階段下で、12月1日~1月5日の17:00~22:00間、長期間&長時間点灯する予定です。
壊れず最後まで頑張ってくれると信じていますが、もし壊れたのを発見した場合はご連絡ください。直しに行きます。

倉工ルミナリエ🎄 点灯式が行われました。

11月25日(金)17:00~ 本校の正門ロータリーにて「第3回倉工ルミナリエ点灯式」が行われました。今回の式典には「スマートハウス」、「ミニ電車」の走行披露式も併せて行われました。また、式典前には工業化学科による「実験教室👩‍🔬」そして、式典に花を添える吹奏楽部による「ミニコンサート🎷」も行われました。天候にも恵まれ、地域の方々にもご参加いただきました。

生徒会執行部 事務局長 片山くんが語る🎥

生徒も寒い中!頑張りました。🤗 今年も、いい感じじゃ🎅

今年は新たに電子機械科3年生課題研究班製作「ミニ電車の走行披露」も行われました!😁

今年も登場!電気科3年生課題研究班製作「スマートハウス🏠」

まだまだあります!工業化学化による実験教室⚗

みんな待ってた!吹奏楽部によるミニコンサート🎺

 今年も見事に点灯しました!見事じゃ!🎅

更にもう一つ!書道部からの、あたたかいメッセージ💝

今回で3回目の倉工ルミナリエ🎄となりました。年々、LEDの数も増えています。地域の皆さんの、心に灯り❤と癒やしを感じていただければ幸いでございます。

M2Bの挑戦!!! 廃材からクルマfinal


お久しぶりです。M2Bです。とうとう最後の投稿です。
やっと全員集合の写真を撮り、最後のアップにこぎつけましたヽ(=´▽`=)ノ
御存知の通りこのコロナ禍、ちょっとでも体調崩せば学校にも来られない状況で、なかなか全員集合できず日ばかり過ぎておりました。
文化祭、結果は2位ではありましたが(やはり安全対策から生徒みんなが運転できなかったのが痛かったのでしょうか。)、クラスみんなで頑張って作成、みんなで納得の作品、に自分たちは満足。やりきった感がありました。担任からは金メダルです。
最後に載せきれなかった写真などをアップしたいと思います。今まで見てくださりありがとうございました❤







作成している人も、廃材を分解して使えるものを分別して取り出す人も、部品を作ったり加工したりする人も、みんないい顔。
そしてみんながそれぞれできること、すべきことを頑張って当日を迎えることが出来ました。やりきった!!たのしかった!!作るっていうこと、そしてまだ使えるものに新たな用途を考えるということ、出来ているものの仕組みを知るということ。みんなで様々なことを学ぶことが出来て本当にいい経験になりました。担任2人もものすごい経験を積むことが出来ました。付き合ってくださったM先生ありがとうございました。
M2Bの挑戦は大成功のうちに終えることが出来ました。廃材を提供してくださった方々、ご協力本当にありがとうございました。
以上、M2Bからの報告でした。またの機会がありましたら、よろしくおねがいいたします⭐🚘⭐

電気と光

機械科2年生の科目「機械工作」で特殊加工技術について学びました。

比較的新しい加工技術として「電子ビーム加工」と「レーザ加工」があります。機械科にも昨年度、文科省のスマート専門高校事業によってレーザ加工機が導入されています。

「電子ビーム加工」は真空中で「電気エネルギー」によって加工を行います。一方、「レーザ加工」は大気中で加工が可能であり、「光エネルギー」によって加工を行います。

ここで、電気と光の違いは何でしょうか。

電気は電子(素粒子)、光は光子(素粒子)です。

光子は、電磁力を伝えるエネルギー。光子は陽電子と電子にかわることもあります。光子はエネルギーで、質量はゼロ。しかし電子には質量があります。

20世紀初めにアインシュタイン(1879-1955)は、光の粒子である「光子(フォトン)」を提唱しました。現代物理学では、「光は粒子と波動の両方の性質を持つ」と考えられています。

SOJAイルミネーション2022 作品ほぼ完成!

2022年12月1日(木)~2023年1月5日(木)に総社駅前から総社市役所にかけて開催される「SOJAイルミネーション2022」に出品する作品がほぼ完成しました。
パネル3枚を並べてみると痛恨のミスが!
パネル上部のKURAKOとSOJAの文字はクリスマスカラーの赤と緑にするはずが、左端のパネルは何とピンクに!
担当生徒によれば、パネルの裏に絵を写したとき、ピンクっぽい赤色チョークで描いたため間違えたと。
「まあいいか」という意見もありましたが、ものづくりに妥協は禁物。時間のある限り直します。
11月28日には総社市の担当の方が取りに来られるので、休日返上で直すことになりました。
完成したら、また写真を載せます。

天満屋クリスマススタイルの全貌が明らかに!

前回お伝えした「2022天満屋倉敷店くらしきクリスマススタイル」ディスプレイの詳細をお伝えいたします。
特にシルクスクリーンや羊毛フェルトの工程に注目してください。
全体写真の作品タイトルを参考にご覧になれば感動も倍増!

天満屋倉敷クリスマスディスプレー

今年もテキスタイル工学科の実習で制作した数々の作品を、天満屋倉敷店入口正面にクリスマスディスプレーとして展示していただけることになりました。
初日の11月16日には倉敷ケーブルテレビの取材も受けました。素敵な作品がたくさん展示してありますので、ぜひ足をはこんでみてください。

工業化学科資格取得状況

11月11日(金)に岡山県職業能力開発協会による技能検定成績優秀者の表彰式が行われ、化学分析(化学分析作業)3級に合格している工業化学科2年生の川越晶君が銀賞に選ばれました。昨年度と比較すると受験者が1名しかいない中で受賞できたことは素晴らしいと思います。来年度は受験者、受賞者ともに増えることを期待したいです。
10月23日(日)に本校を会場に行われた危険物取扱者試験の結果は乙4合格者が1年生1名、2年生3名と厳しい結果となりましたが、他の類では合格者も多数出ています。今回乙4受験者の中にはあと1問の間違いで合格できなかった人もたくさんいるので、2月の試験に向けて今度こそは合格できるように取り組んで行ってもらいたいです。
また、高圧ガス製造保安責任者丙種化学試験が実施され、2名が受験しました。