専門科」カテゴリーアーカイブ

学校を美しく!電子機械科課題研究の一コマ

電子機械科課題研究では、メカトロ、溶接、電子回路、ドローン、機械加工
などなど様々な技術を応用した課題解決に取り組んでいますが、
依頼があれば校内の困りごとも解決しています。
今回の御依頼は、廊下の時計ケースをきれいにすること!

文字盤のフタが汚くなっていたので、透明なアクリルの板で見栄え良く
することにしました。
材料はコロナ禍で大活躍していた透明アクリル板。
これをレーザー加工機で304×304mmにカットして取り付けました。
実際の取り付け作業は↓

普段は、机の上で作業しますが、作業の場所が高いところや頭上になるだけで
難易度や危険度が上がります。
しかし、さすがは3年生、技術やアイデアで安全に取り組むことができました。
これで、また一つものづくりのレベルが上がりました。

晴れた日に線を引く、ただそれだけでも奥が深い

倉工生は授業によってHR棟と各専門科棟を行き来します。
移動の時には上履きでグラウンドの間を通るのですが
そこには、上履きで通行可のオレンジ色の道があります。
長年先輩方が通ってきたその道を示すオレンジ色の線が消えかかっていました。
そこで、電子機械科の課題研究の時間に整備をすることに・・・
ただ、線を引く(塗る)簡単な作業だと考えていましたが、段取りを含めると
考えないといけないことが沢山あることに気づきました。
例えば、
・塗料の量は?
・必要な養生テープの長さは?
・作業をする日の天候は?
・塗装中の一般生徒の導線は?
・車の移動は?
・暑い日の作業は熱中症の危険あり
などなど、

生徒たちは、
社会に出て、工事や整備の仕事をするとすれば、予測しておかなければならないことが沢山
あるなぁ。と勉強になった様子でした。
ご指導くださった甲谷さん、作業中に応援してくださった生徒の皆、先生方ありがとうございました。
作業は、次週へ続く!

テキスタイル工学科 実習点景

中間考査も終わり、各学年の実習が盛り上がっています。
今回はその一部を紹介します。

機械科 課題研究 ドラム缶を寄贈していただきました!

さて今年も課題研究が始まりました!課題研究とは、簡単に言うと3年生の授業で好きなショップに分かれ担当の先生のもと、これまで学んできた知識や技能を使い、作品などを完成させる工業高校3年間の集大成とも呼べる授業です。そこで我が班では色々と話し合った結果ドラム缶チェアやドラム缶机を作ることになりました。さすが若者!アイデアが凄い!担当教員は作ったことがないので不安ですが・・・。でも生徒が言ったことは実現してあげたいと思います!

ということで、まずは材料集めですがとりあえずドラム缶!もちろん学校にはありませんし、どこで買えばいいのかも分からないため、色々と調べ話し合い、とりあえず生徒自身で探しました。ガソリンスタンド、ホームセンター、ドラム缶業者など色々とアポを取ってくれましたが、中古は加工するときに引火の可能性が高く責任が取れない、配送が大変、あとシンプルに高い!中古で1本3200円。担当教員も何件か電話をかけました。そして最後の1件でのこと。

(株)浅野ドラム様から「寄付してあげるよ」との言葉が!

話を聞いてみると、代表取締役社長が本校OB(工業化学卒)で、後輩たちが授業で使ってくれるのであれば、ぜひ寄付をさせてほしいとのこと。いやぁありがたいの一言!倉工OBはやはり母校愛が半端ないですね。加工するだろうから安全面を考え新品を!しかも5本も!寄贈していただきました。
さあ生徒たちよ。どのようなドラム缶チェアを作ってくれるのか皆さんから期待されていますよ〜!

子どもたちが楽しめるものづくりとは??!

子どもたちが楽しめるものづくりとは?
子どもたちが作って楽しめる題材は??
子どもたちが安全に楽しめる方法は??

電子機械科の課題研究では、ここ数年、倉敷や総社で開催される
小学生対象のものづくりイベントに参加しています。
今年はどんな取り組みが、子どもたちのハート♡を掴めるか
高校生が一生懸命考えています。

令和6年度高校生ものづくり岡山県大会 電気工事部門 優勝!

5月19日(日)に令和6年度高校生ものづくりコンテスト岡山県大会 電気工事部門・電子回路組立部門が岡山職業能力開発促進センターで開催されました。電気工事部門には、電気科3年A組井上岬君と電気科3年A組草地正君が、電気回路組立部門には、電気科2年A組原悠道君と電気科2年B組川堤結唯さんが電気科を代表して出場しました。
大会本番で緊張していましたが、日頃の練習の成果を発揮しようと4人とも一生懸命課題に取り組んでいました。
大会結果は、なんと電気工事部門で井上君が見事1位になりました。普段の練習とは違う環境の中でも落ち着いて正確に作業ができていたからだと思います。
井上君は6月に島根県出雲市で行われる中国大会の出場権を獲得しました。中国大会でもベストを尽くせるようにこれからも励んでいきたいと意気込んでいました。
また、残念ながら入賞できなかった3人も、身につけた技術を活かして今後のものづくりに活かしてもらえたらと思います。

機械科「原動機」の授業でエネルギーを学ぶ

日頃からよく使う言葉に「仕事」や「エネルギー」があります。
この二つの関係は何でしょうか。どちらも使用する単位は[J](ジュール)というものです。
「エネルギー」があるとは「仕事をする能力」を持っているということです。
「仕事」は具体的に目で見える形で理解され,”3キロの品物を1メートル持ち上げる”とか,”削岩機で岩を掘る”などの例で示されます。
一方,「エネルギー」は基本的に目で見えることはないのですが,仕事をする能力を宿すものです。地球の重力を受けている高い場所にある物体は”位置エネルギー”を持っていますし,圧縮された空気は”圧力エネルギー”を持ち,流れる水は”運動エネルギー”を持ちます。
石油や石炭,風力や太陽光が「エネルギー」資源と言われるのは,「仕事をするする能力を有している」からです。
ちなみに,「原動機」とは流体からエネルギーを得て,機械的エネルギーに変換する装置です。水車は「原動機」ですが,ポンプは「被動機」であり,「原動機」ではありません。水は高所から低所に向かって自然に流れますが,低所から高所に勝手に移動することはありません。

テキスタイル工学科〝あい〟が育っています

先日、〝あい〟が芽を出して育っているという話をしていたところ、1年生が〝愛〟を育んでいると勘違いして「きゃー♡」となった一幕がありました。私たちが種を蒔いて育てているのは藍染に使用する〝藍〟です!葉が育つと刈り取って藍の生葉染めに使用します。ハンカチ等が淡いブルーに染まるのでとても楽しみです。また、昨年収穫した綿花から取り出した綿の種も蒔きました。コットンボールが弾けるのも楽しみです!その他にも染色に使えそうな花や果物も育てています。

さて、2年生の実習の様子も紹介します。ミシンを使ってミニジーンズを縫製したり、手仕事を極めるために刺し子の布巾作りに挑戦しています。藍も実習も続報を楽しみにしていてください!

羊の毛刈り体験実習

5月8日(水)に、テキスタイル工学科2年生が渋川動物公園で羊の毛刈り体験実習を行いました。羊は、黒い顔が特徴のイギリス原産のサフォーク種のもじゃくん(8歳)とてんくん(5歳)。バリカンで刈るのもハサミ(めちゃくちゃ大きい!)で刈るのも初めての体験でしたのでコツを掴むのが難しかったですが、羊を傷つけないように慎重に作業していきました。2頭からはそれぞれ5キロと4キロの計9キロの羊毛を刈り取ることができました。羊は丸裸になって少し寒そうでしたが、この時期に刈らないと熱中症になってしまうそうです。刈り取った羊毛は、これから洗浄・染色・紡績・織などの工程を経て心を込めてひざ掛けに仕立てていこうと思います。実際に羊の毛を刈ることで毛糸の原料に関する見識が深まり、素材をより大切に扱おうという気持ちになれました。またマスコミの取材を受けたのも良い経験となりました。園には生まれたてのヤギの赤ちゃん(信じられないくらい小さくてかわいい♡)や放し飼いのリクガメ、挨拶をしてくれるオウムなどもいて、とても充実した時間を過ごすことができました。貴重なお時間を割いて丁寧に教えてくださった渋川動物公園の皆様、本当にありがとうございました!

実習、本格始動!

ゴールデンウィークも終わり、各専門科の実習が本格的に動き出しました。私達テキスタイル工学科でもさっそく1年生の「工業技術基礎」の授業がありました。4つのショップに分かれて授業が進んでいきますが、今回は「繊維基礎」のショップを紹介します。ここでは糸や布がどんな原料から作られているのか?や布はどのように織られているのか?といった繊維素材の基本を学習します。
今日の授業では顕微鏡を用いて様々な繊維をμmの世界で覗いてみました。綿・麻・羊毛・絹・レーヨン・ポリエステル・・・。今までほとんど意識したことがなかった素材の違いをほんの少し知ることができました。さて顕微鏡の中にはどんな世界が広がっていたのでしょうか?

2024年度第1回機械保全技能検定受験案内

2024年度第1回目の検定は次の日程で実施されます。
・機械系保全作業3級(学科・実技) 6月23日
受験希望の生徒は、下記のリンク先で詳細を確認しておいてください。団体受験を推奨します。(個人受験では結果が学校に届きません。)
団体受験コードは、E1817448です。各自でWEB申請及び受験料払込(コンビニ払込またはクレジットカード払い)を行ってください。(紙媒体での申請は行いません、)
インターネット申請 4月1日(月)10:00〜4月19日(金)18:00
このリンク先を参照ください。団体受験申請はここを見てください。

機械加工研修会<教員の技術向上!!>

本日、教員の技術向上・技術伝承のために研修会を実施しました!
機械科の実習室にある機械の使い方を、達人の先生から教えてもらいました。
生徒の皆さんは普段使わない機械ですが、先生たちは実習の準備に利用しています。
ぶ厚い鉄板を切る、みんなが使うドリルをキレイに研ぐ、材料に穴をあけておく・・・などなど。
より良い授業のために、先生たちも日々勉強しています!!!
機械科の皆さん、見たことありますか?また実習室で見つけてみてください!

令和5年度後期技能検定受検結果

3月8日(金)に後期の技能検定合格者の発表がありました。
本校からは、機械検査3級に2名の合格者がありました。
機械検査3級はノギス、マイクロメータ、シリンダゲージを正しく使用し、正確・迅速に対象部品の寸法を測定する技能を検定するものです。
令和6年度にも検定があります。次回も多くの合格者が出ますように。

高校生トークセッション2024 in Kurashikiに参加しました!

3月2日(土)10:00~ 倉敷公民館にてFMくらしき主催の「高校生トークセッション2024 in Kurashiki」に参加しました\(^o^)/
このセッションは、地域活性化に関する高校生の取り組みについて発表し、各校との情報交換や地域に向けたメッセージを発信するセッションです。今回は、倉敷市内の高等学校10校から約50人の参加がありました。倉工からは電子機械科2年生の國富さん、花岡さんの2名が参加し、SDGsの観点に基づいた「ものづくり」について発表しました。この発表は、電子機械科が継続して取組んでいる「イルミネーションで地域貢献」についての発表でした。

晴れ晴れとしてさみしい

こんにちはM3です。機械科3年、A組さんB組さん揃って仲良く卒業していきました。ここ数年で一番スカッと晴れた3月1日だったのでは?という好天のもと、みんないい顔で卒業していきました。送り出した担任団の胸中は、晴れがましい気持ちと、ああもういなくなったのね、というさみしい気持ちの綯い交ぜになった「晴れ晴れとしたさみしさ」でいっぱいです。どうかみんな幸せに。「いいヤツらだったね。」「いろいろあったけど終わりよければって言うしね。」「いい答辞だったよ。」などなど掛けたい言葉は尽きませんが、最後の日誌にあった言葉に同意。会えて良かった。どうかみんな幸せに!!!元気で!!!

「岡山モノづくり★学生アイデア・デザインコンテスト2023」グランプリを受賞しました!

こんにちは、テキスタイル工学科です。
嬉しいニュースです♪
岡山県が主催する、「岡山モノづくり★学生アイデア・デザインコンテスト2023」の高校生部門で、テキスタイル工学科2年の松本楓花さんがグランプリを受賞しました!
■テーマ デニムを使ったお土産商品
■作品名 デニムと竹の巣ごもりソファールーム
■コンセプト 「ひきこもれるソファ」です。座ると包み込まれる安心感があり、体勢を変えることもできるソファです。ショッピングモールのペットコーナーで犬や猫の小さなハウスを見て、「あれの人間用があったら安心してひきこもれるのに」と考えたことがきっかけです。ソファが大きいことで、使うデニムのハギレも多くなって、無駄に捨てられるハギレが少なくなると考えました。

テキスタイル工学科3年生が倉敷成人病センターにニット帽を寄贈しました

こんにちは。テキスタイル工学科です。

2月21日(水)、テキスタイル工学科の3年生、岡真珠さん、倉森璃奈さん、山口麻由那さんが、倉敷成人病センターに赤ちゃん用のニットの帽子を寄贈しました。
倉敷成人病センターでは、流産や早産などで亡くなった赤ちゃんを大切に見送るために、職員の方が作った洋服や帽子を着せるそうです。
倉敷工業高校で「性教育の出前講座」をしていただいたことをきっかけに、生徒たちもニット帽づくりに挑戦しました。帽子はウールやアクリルの糸で手編みしたもので、2ヶ月かけて10個を制作しました。
生徒は、帽子がやわらかくなるように編みの加減を調整するのが難しかった、と話していました。

ラジオの収録に行ってきました!

2月13日(火)17:30~ 「高校生トークセッション2024 in Kurashiki」の事前収録が「FMくらしき」で行われました。今回は、電子機械科が取組んでいる「イルミネーションの製作を通じた学び」について、2年生の國富さん、花岡さんが収録に臨みました。


オンエアFMくらしき82.8MHzで2月27日(火)16:00~17:00(再放送:同日20:00~21:00)

電子機械科 社会人講話

2月16日(金)5校時・6校時に、新興工業株式会社 総務部部長の白崎大輔様を講師にお迎えし、「働くことの意義について」と題し電子機械科2年生を対象に令和5年度電子機械科「社会人講話」を開催しました。
社会人として働く大変さや働くことの大切さを学び、これから進路を決めていく中で大変貴重な時間となりました。ありがとうございました。

電気科のとある”いちにち”(社会人講師講演会編)

今回のタイトルは「東京から講師の先生を招いて電気エネルギーの勉強をがんばりましたああああ」です。

令和6年1月30日(火)5,6限の総合的探究の時間に、電気科2年生を対象に講演会を行いました。
電気科では「様々な電気分野の話を聞くことで、電気に関する知見を広げて専門性を深め、自分の将来を選択する際の一助とする」ことを目的に講演会を実施しています。
今回は(一社)日本原子力産業協会から江尻寿延氏を講師に迎え、「一緒に考えませんか エネルギー・環境のこと」と題して講演をいただきました。


暮らしの中のエネルギーに始まり、日本のエネルギー政策からエネルギーミックスの話へと展開されました。「エネルギー問題を自分事として真剣に考える大人になってください」と締めくくられました。電気科では3年生で学ぶ「電力技術」の内容で、生徒たちは内容についての知識を持ち合わせていなく少し難しかったかもしれませんが、江尻先生のわかりやすい説明に頷きながら聴いていました。

講演の最後には江尻先生の仕事の経験から学ばれたことをお話しいただき「夢をあきらめないで最後まで頑張ることが大切」という応援メッセージをいただきました。
閉会行事では、生徒を代表して  妹尾 岳音 君(倉敷市立南中学校出身)が「講演を聴いて、日ごろあまり意識していなかったエネルギー問題についてしっかり考える大人になりたいです」など感想とお礼の言葉を述べました。


昼食後の午後の講演会ということもあり、少々眠くなっている生徒諸君もちらりほらりといましたが、自分たちの知らない電気分野の話を聴いて刺激を受けた様子でした。
今回の講演会で学んだことを、3年生での進路選択の際に活かしてほしいと思います。