専門科」カテゴリーアーカイブ

電気科課題研究ロボコン班活動報告(8)

今回は、ロボコンのコース製作に加えて、ロボット本体の製作に入りました。

1.アーム部分の製作

ロボコンの得点アイテムの形に合わせて、先週までに軽量化したアルミ材を切り出します。その後、正確に組み立てるために、3Dプリンターを使って固定部分を製作する予定です。これで直角に固定できます。

2.コース製作

先週までに切り出した木材を、コースレッドという強力な木ねじを使って、それぞれの形に組み上げます。正確な寸法になるまで、やり直しました。

(1)得点アイテム(山車)

(2)得点アイテム(花火)

3.プログラム作成

ロボットを操作するコントローラーは、使い慣れたゲームパッドを使うことにしました。本当に使えるかは、まだ分かりませんが、まずは、どのような信号が送られてくるのかを、Raspberry Piという小型のコンピュータを使って調べました。

今回のプログラミングには、授業で学んだC言語を使わず、普通教科の学習に向いているパソコンでも扱うことができる、Node-Redを使ってプログラミングをする予定です。C言語で作った場合に比べて、ロボットの反応が少し遅くなるかもわかりませんが、挑戦してみたいと思います。

やっとロボット本体の製作に取り掛かりましたが、3Dプリンターが故障してしまったため、作業が止まっています。修理部品が届き次第、パーツの制作に取り掛かり、遅れを取り戻したいと思います。次回もがんばりますので応援よろしくおねがいします。

スケールアップの課題

前回に引き続き温度調整不十分ですが大型装置による糖化反応を行いました。今回も思ったような結果が得られませんでしたが、原料の前処理をしたものを乾燥させた場合、ボリュームが全く違っており、単純に湿り状態で使用した原料が計算した準備量より大幅に少なかった可能性が考えられます。


とはいえ、原料を増やそうにも解繊作業も思うように進まないため、新たな原料を確保するまでは次の実験が出来なくなってしまいました。今後機械科の先生のアドバイスを再度いただいて、どの様にすれば効率良く解繊作業が進むか考えていこうと思います。

前回作製した糖化反応液を発酵したものについては、一応アルコール臭は確認できていますが、GCによる分析結果は上手く出なかったため、次回再度確認をしていきたいと思います。

電気科とある”いちにち”

今回のタイトルは・・・「第2種電気工事士試験・・・がんばりました・・そして・・またがんばります!!」です

報告が遅れましたが5月30日(日)に第二種電気工事士の筆記試験が行われました。電気科の2年生と3年生の合計64名が受験しました。
4月中旬から毎日放課後補習に取り組み、試験前には土曜日補習も頑張った結果・・目標の全員合格!!・・とはいきませんでしたが9割を優に超える生徒諸君が合格しました(*^▽^*)
不合格の生徒諸君も「あと少しで合格だったあああ」ということでしたが・・合否にかかわらず、試験に取り組むことでいろいろな成長があった様子でした。

6月第1週は・・ほっと一息・・つきまして・・・
6月7日(月)からは実技試験の補習を毎日頑張っています!!生徒諸君は、電気工事の実技を工業基礎や実習でやっているので・・まあまあの技術を持っているはずです。しかしながら、1か所でも間違いがあると不合格・・つまり完璧点じゃなければ合格できない・・という試験なので、結構シビアです。
いまはまだまだ完璧には遠いのですが・・7月17日の試験に向けて、頑張って合格を目指します!!

課題研究(木材加工班)

電子機械科3年生A組 課題研究の授業をご紹介します!

課題研究では                                                                 ○木工器とMC     ○マイコンカー     ○LEDものづくり                                    ○電子工作      ○溶接 
この5つの班に分かれて授業を行っています!

今回は、「木工器とMC」をご紹介します。

この班では、木材を木工旋盤で加工し器を作成しています。
そして、マシニングセンタで金属を加工し器に埋め込みオリジナルの器を作成しています。

写真は、穴の空いた木材に「レジン」を使い穴を塞ぎ、さらにきれいな器にしています。

一人一人が試行錯誤を繰り返し、オリジナルの器を作成しています!

電気科課題研究ロボコン班活動報告(7)

今回も、いつも通り作業を分担し、効率を上げて前回の続きの作業を行いました。

1.パソコンを使ったロボットの大きさ確認

コースの図面が出来上がったので、プロジェクターに投影しながら、ロボットの動きと、その大きさを全員で確認しました。
最初は、規格いっぱいの40cm×40cm、高さ60cmで制作する予定でしたが、コースの後半で、通れない箇所がある事がわかりました。なにかしら工夫が必要なようです。図面による確認は大切です。

2.山車に見立てたアイテムの作成

木材を使って得点アイテムを作成しましたが、材料が足りないことがわかり、完成しませんでした。注文する前によく確認する大切さがわかりました。

3.アルミ角材の軽量化(ついに完成)

2回の授業時間を使って、穴あけによる軽量化作業がやっと終わりました。合計300g近くの軽量化に成功しました。この角材は、ロボットの腕などに使う予定です。腕の長さは40cmくらいになりますが、モーターの力が弱いので、材料は少しでも軽いほうが有利になります。


あっという間に時間が過ぎ、1学期も残り3回ほどになってしまいました。力を合わせて、更にスピードアップして完成を目指していきたいと思います。

量産に向けて

温度調整が効かない状態で大型装置による初めての長期間糖化反応を終えました。残念ながら装置完成直後のように原料が溶けてはおらず、糖度の上昇率もビーカースケールの時の半分以下でした。


定量的なデータの収集は難しいですが、今後の流れを固めていく上でも各工程を経験しておく方が良いと考え、解繊、前処理、発酵、蒸留、そして反応槽の洗浄と再仕込みに分かれて作業を進めました。機械科と電気科の先生にもお手伝いいただき、空調のない暑い部屋でしたが作業に打ち込み、今後の改善点など気づきの多い時間が過ごせました。

中和後の乾燥(昨年度研究で乾燥状態の方が反応性が高かったのと、正確な質量測定のため)

電気科課題研究ロボコン班活動報告(6)

今回は、前回試算した木材の長さを実際に切断してコース作成工程に入りました。いつもの通り作業を分担し、効率を上げて作業を行いました。

1.アルミの角材の軽量化(前回の続き)
3度目の作業となったため、かなり作業スピードが上がりました。

2.コース作成
慣れない木材加工のため、本来は一人で行う作業を二人で力を合わせて行いました。一人が作業、一人が刃物の傾きなどを確認して、できるだけ寸法に誤りが出ないように工夫しました。

(1)花火(塩ビ管の土台)作成
2×4材を所定の寸法に切り、立方体に組み立てます。

(2)発射台部分作成
2×4材にホルソーを使って、直径50mmの穴を開けます。

4.コース図作成
各担当で作図したものをあわせて一つの図面にしたところ、不具合があったので、修正が大変でした。


課題研究が始まって1ヶ月以上の時間が過ぎ、工作に慣れてきたためか、作業効率が上がってきました。また、注文したロボット本体の部品も揃って来たので、来週は本体の製作に入る予定ですので、応援よろしくお願いいたします。

大型反応装置による実験

制御装置の温度を調整する箇所の修理が完了していないものの、今年度に入って本格的な稼働が一度も出来ていなかったので、完全な温度コントロールは出来ない状態での実験を始めました。温度制御のみビーカースケールの最適化条件に合わせられないものの、他の条件は調整できたので、明日からは放課後に輪番制で原料の追加やデータを調べていこうと思います。他にもスケールアップした実験に対応するよう、アルカリ溶液による前処理や発酵段階の温度調整など分担して取り組みました。

電気科課題研究ロボコン班活動報告(5)

今回は、作業を次の4つに分担して、効率を上げて作業を行いました。

1.アルミの角材の軽量化(前回の続き)
電気科の生徒にとって、慣れない作業のため、思ったよりも時間を取られてしまい、30個しか開けることができませんでした。


2.パソコンを使ってコース図面の作成(前回の続き)
それぞれのパーツが出来上がってきたので、全てまとめてコース全体の図面を作図しました。

3.材料の長さの試算
ロボコンのコースの材料を注文するために、木材がどれぐらい必要になるのかを計算しました。電気科の得意な配線図ではないので、図面の読み取りに苦労しました。

このあと、木材を注文し、コースとロボットの製作作業が並行して行えるようにする予定です。
次回も頑張っていきますので、応援よろしくお願い申し上げます。

電子機械科 2年生 実習(ハンドバイス)

電子機械科2年生の実習を紹介します!
電子機械科2年生では、1日6時間の実習を行っています。

○ハンドバイス制作(6) ○シーケンス・メカトロ(3・3)
○検査・CAD(3・3)  ○溶接・CNC(3・3)
この4つのショップに分かれて実習をしています!

今回は、ハンドバイス制作をご紹介します!

ハンドバイス制作では、汎用旋盤とフライス盤のグループに分かれ作業を行っています。                                                                このハンドバイスの班は唯一6時間全て同じ実習となっていて、一つのものを班全員で制作しています。                                                                    色々な機械を使い作業を行うので安全作業を第一に考え、とても精度の高いモノを制作しています。

電気科課題研究ロボコン班活動報告(4)

今回は、少しでも早く出来上がるように、設計作業が不要なところから製作をはじめました。
競技で使うアイテムは、素材や大きさを指定されているので、その通りに工作を行いました。今回は、塩ビパイプを指定された寸法に切ったり、接着したりしました。また、アルミの角材は、軽量化をする必要があるので、長さはまだ決まっていませんが、とりあえず、多めに穴あけ作業を行いました。穴1つで1gの軽量化が見込めます。


また、ハンディー掃除機のモータを流用することができるか分解してみました。

掃除機からモータを外します


反省点として、アイテム5つを50cmに揃えるだけでも5mmも長くなったものがあったので、次回からは、寸法を3回測り直すようにして誤差を減らしていきたいと思います。次回も頑張っていきますので、応援よろしくお願い申し上げます。

機械科 3年生 課題研究(ゼロハンカー)

令和3年度、機械科3年生の課題研究である【ゼロハンカー】が今年もスタートしました。

5月上旬には生徒が緊張しながらも運転を初体験!
12月の大会に向けて改良に新車制作など課題に取り組んでいきます!

【写真は機械科3年生H君と運転した感想です】


応援よろしくお願いします。

解繊作業と固液分離作業

制御装置の部品に関する質問の返事がなく、反応装置を使った実験ができなかったため、先週に引き続き作業の確認と出来ることを行いました。
今回も機械科の先生に来ていただき、解繊装置について作業の手順や注意など実演を交えて説明いただきました。
しかし、長時間使用するとベルト部分が熱を持つようになり、少しずつベルトが削れたり異音がし始めたのでその部分については修正をお願いしました。
また、固形分回収型ホルダーも使用方法を確認した後、実際に昨年度の残液を用いて作業をしてみましたが、残渣が細かかったためか圧力をかけてもなかなかろ液が回収できず、翌日に再度加圧したところ、ろ紙が破れてしまい失敗に終わりました。このことからホルダーにセットするろ紙を保護するものが必要と考えています。

電気科課題研究ロボコン班活動報告(3)

今回は、卒業された先輩がロボコン班の課題研究発表会で言われていた、「寸法を正確に作りましょう!」ということを思い出し、ロボットを作る前に、競技が行われるコースの図面を作図することにしました。

この作業は、パソコンを使って立体的な図面を描くことができるSketchUpというアプリケーションを使用しました。みんな初めての作業となりましたが、なんとか完成することができました。

次回は、完成した図面の上に、作る予定のロボットを配置してみて、大きすぎたり、小さすぎないかを確認する予定です。これによって、競技中にロボットがコースの障害物に引っかかってしまうことを防ぐ事ができれば最高です。

今年も、ロボコンの日程が自分たちの進路決定の時期と重なっているので、できるだけ7月中に完成することを目指してがんばります。

電気科のとある”いちにち”

今回のタイトルは「電気科 令和3年度 高校生ものづくりコンテスト岡山県大会 参加報告 ~選手諸君は精一杯頑張りましたああ~」です

5月8日(土)ポリテクセンター岡山で、令和3年度高校生ものづくりコンテスト岡山県大会 電気工事部門・電子回路組み立て部門が開催されました。

例年と違い、新型コロナウイルス対策を十分行った上で、開会式、閉会式を省略し、競技のみの大会となりましたが、岡山県の工業高校の電気・情報系に所属する生徒諸君が参加し、競技自体は例年通りの厳しい内容になりました。

本校の電気科からは、電気工事部門へ3年の進藤洸太君(福田南中出身)、電子回路組み立て部門へ3年の小泉壮大君(多津美中出身)、佐伯彩登君(多津美中出身)がエントリーしました。

電気工事部門は、中国大会と同じ課題が出題され、今年度初めて金属管の加工を競技中に行うといった、高校生にとって、大変難しい競技です。審査も、プロの電気工事士の方に行っていただきます。

電子回路組みて部門では、当日発表される製作条件に対応した回路を設計・製作し、製作した電子回路を使ってLEDやモーターを制御する、幅広い応用力が必要になる競技です。

電気科では、どちらの競技も数ヶ月の練習期間を経て挑むことになりました。

電子回路組み立て部門の様子(残念ながら電気工事の写真がないのです・・)

中国能開大の先生方による動作確認(プレ審査)

競技結果は

  • 電気工事部門 第2位
  • 電子回路組み立て部門 10位 14位

となり、電気工事組み立て部門で中国大会へ進むことができました。

最後に、コロナ禍の中、岡山県電気工事工業組合の審査員の方々・中国能開大の先生方、また、多くの方々のお力添えによって、このような勉強の機会を与えていただいたことに、心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。

SEH研究開発事業3年目の開始

新年度が始まり早くも1か月が経ちました。
本校のSEH研究開発事業も最終年度となりましたが今年度は曜日の並びの影響もあり、なかなか課題研究の時間が取れていません。
しかもようやく完成した大型反応装置が年度末に故障したまま修理の目途がたっていないため、現段階では研究が止まってしまっています。
色々な条件が整いませんが出来ることから始めようということで、大型反応装置を想定したシミュレーションや分析機器の使い方などの勉強会を行いました。
併せて機械科の卒業生に製作してもらった解繊装置の説明を、機械科の先生にお願いしました。メインの作業へ早く取り掛かりたいところですが、このような時間も有効にして取り組んで行きたいです。

電気科課題研究ロボコン班活動報告(2)

第29回全国高等学校ロボット競技大会埼玉大会実施規則(暫定版)の公開を受けて、まずは全員でルールの確認を行い、どのようなロボットにするのかを話し合いました。

今年は、ロボットが1台で二役をこなす必要があり、かなり難しい取り組みになりそうですが、一生懸命に取り組んでいきたいと思います。

電気科課題研究ロボコン班活動報告(1)

創意・工夫したものづくりに挑戦し、達成感を育むために、課題研究の時間を使ってロボコンに挑戦するテーマを開講し、電気科3年生、8人の仲間が集まりました。

今年度は、第31回全国産業教育フェア埼玉大会「さんフェア埼玉2021」第28回全国高等学校ロボット競技大会埼玉大会に参加するために、計画を立てましたが、新型コロナウイルスのためか、いつもなら発表されているロボコンの規則が発表されていません。

そのような中、見切り発車ではありますが、製作予定、車体班、電子回路班、プログラム班に役割を分担し、研究のスタートを切りました。

ロボコンが開催されるか、不安な部分もありますが、精一杯頑張って完成させる予定です。

電気科のとある”いちにち”

今日のタイトルは「令和3年度授業始まりましたあ!!~生徒も教員もがんばります~」です。

令和3年度の授業が始まりました。電気科棟では2年生の実習が行われました。初回は、実習のガイダンスに続き電気工事の基礎基本の複線図の書き方をN先生が熱く指導していました。2年生は第二種電気工事士試験を受験する生徒諸君がが多く、そのベースとなる実習にみな真剣に取り組んでいました。

危険物甲種合格

2月に岡山県で実施された危険物取扱者試験で、工業化学科3年生の清水香穂吏さんと立石魁君の2名が甲種に合格しました。昨年度は倉工の工業化学科として10年ぶりの合格者0人かと思われましたが、ギリギリのところで合格を繋いでくれました。
また、工業化学科2年生11名が機危険物取扱者乙種第4類に合格しました。これで2年生38名中25名が乙4取得者となりました。3年生の危険物全類取得者も3名増え、40名中10名が全類取得者です。
今年度も新型コロナウイルスの影響により活動を制限されてしまうことが心配されますが、それぞれのペースでコツコツ力を蓄えて行ってもらいたいと思います。