投稿者「kurako100」のアーカイブ

第45回モデルロケット全国大会に出場しました(科学部モデルロケット班)

令和6年10月5日(土)茨城県つくば市JAXA筑波宇宙センターにて第45回モデルロケット全国大会が開催されました。小学生から世界大会に出場した超ベテランまで、全国から132名のエントリーがあり、本校生徒からはGirls Rocketry Challengeでモデルロケット開発に取り組んでいる、工業化学科2年の横井咲月さんとテキスタイル工学科2年の山野井彩乃さんが、倉工科学部女子チームとして出場しました。
競技の結果は、まずロケット打ち上げ後の滞空時間で競われる滞空競技で横井さんの機体が全体でトップとなる45秒35の記録を出しましたが、残念ながら着陸地点が場外であったため失格に、また山野井さんはパラシュートに描いた絵が可愛く、会場からも「かわいー!」という声が上がる中、19秒43の記録で12位の成績となりました。

午後から雨の中で行われた到達高度を競う高度競技では、横井さんが70.66mで12位、山野井さんが62.03mで22位となり、ベテランからは機体に対して高い評価をいただきながらも、目標としていた3位以内の入賞はできず、悔しい結果となってしまいました。

生徒とともに設計し作成した機体を用いて倉工科学部教員チームとして出場した科学部顧問・藤田学教諭の機体は、滞空競技26秒57の記録で個人第3位・団体第3位、高度競技は78m86で個人第4位・団体第3位となり、総合成績第3位の成績を収め、岡山県立倉敷工業高校の名を表彰式で何度も読んでもらうとともに、盾とメダル、賞状とHⅡAロケットの模型を頂くことができました。これらの盾やメダル、賞状や模型は倉工科学部で勝ち取ったものとして残していこうと思います。

大会の様子はYouTubeでも配信されていますのでぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/live/RZZZ7wkb0Pk?si=vPLXSNRclrCwx2bj
(第45回モデルロケット全国大会 2024,10,5)
横井さん(ゼッケン19番) 山野井さん(ゼッケン20番) 滞空競技打ち上げ53分10秒頃
https://www.youtube.com/live/Kx6vi1X8xHg?si=cFm-wk2drc7byGlu
(第45回モデルロケット全国大会-2 2024,10,5)
藤田教諭(ゼッケン102番) 滞空競技打ち上げ12分00秒頃(無音)
横井さん(ゼッケン19番) 山野井さん(ゼッケン20番) 高度競技打ち上げ2時間25分45秒頃
藤田教諭(ゼッケン102番) 高度競技打ち上げ3時間55分05秒頃
表彰式 5時間55分10秒頃

電子機械科News 新作イルミネーション第3弾

6月点灯の「陸の動物達」、7月点灯の「七夕の里」のイルミネーションに続き9月26日からは、第3弾の「海の生き物」を点灯しています。チョウチンアンコウやアシカやイルカなど生徒たちが苦心しアイデアを出し合いながら製作していますので是非見に来てください。                尚、点灯期間は10月30日までの予定です。その後は、第4弾も現在準備中ですのでこちらも期待していてください。

第76回 倉工祭体育の部 「全出力 〜轟かせ魂のエンジン〜」

10/2(水)倉敷運動公園陸上競技場で倉工祭体育の部が行われました。当日は、天候が安定せず雨雲レーダーを注視してましたが、倉工生の想いが空にも伝わったのか、無事に全日程を予定通り行うことができました。

 

11/8(金)、9(土)には文化の部が予定されています。
行事を通じて、仲間と協力する力、粘り強く取り組む力などを伸ばし、成長していきましょう。

行事を通じた成長を〜倉工祭体育の部予行〜

明日10/2(水)は学校から2kmほどの距離にある倉敷運動公園陸上競技場で、倉工祭体育の部が予定されています。今日の午後はその予行が行われています。
1000人規模の行事は、入念な準備や段取りが必要です。生徒たちは、選手として、運営係として、応援者として、しっかりとした立ち居振る舞いができるように最終確認をしています。自分たちの手で作り上げてく学校行事を通じて、心も体も健やかに倉工生らしく明日も楽しみましょう!

陸上競技部 1年間の成長

コントロールテスト代わりに出場している
笠岡混成記録会。今回で16回目の開催です。

昨年の記事にも書きましたが
元々は高校がやっていたコントロールテストが競技会に昇華したものです。
来年度は、さらに岡山県選手権の混成部門に昇華する予定です。

第16回大会は、11月から公認競技場の工事が11月から入るため
9月実施での大会となりました。
先週の県新人戦と、来週の中国新人の間のため
出場者が例年に比べエントリーは3分の1ほどの男子30名、女子8名でした。

男子30名のうち16名は倉工生です。
倉工運動会と言っても過言ではありません。

相変わらずフワッとした雰囲気の中大会は進んでいきます。
ですが、記録は出なくとも、狙っていけという顧問の指示のもと
それぞれの種目の自己記録更新を狙っていきます。

専門種目で活躍したり
そうでない種目でも挑戦したり
普段とは違う頑張りが見えます。

岡山カーニバルは残っていますが
今週から冬期への移行期に入ります。
今日の結果から自分の長所、短所を見つけて冬の目標にしてもらえたらと思います。

結果はこちら

おめでとう全日本ジュニア岡山予選優勝

9月16日に全日本ジュニア岡山県予選会がきびじアリーナで行われました。ベスト4に3人入賞し倉工旋風を巻き起こしました。優勝は鎌田瑛人(M科2年)、3位には小郷颯佑(E科2年)、同じく3位に上田晃大(M科1年)。この結果を受け来年1月に東京で行われる全日本ジュニアに岡山県代表として鎌田・小郷の両名が出場します。鎌田君は小学校時代から卓球を始め初のタイトルとなりました。小郷君は昨年度に続き2年連続の代表を射止めました。二人とも中学校時代の最高成績が県ベスト8の無名の選手でした。倉工に入学し毎日コツコツ地道な努力を積み重ねてきました。全国で活躍し中学校時代には全く歯が立たなかった他校の選手を破り今回栄冠を手にしたことは大きな自信につながったことと思います。夏休みの厳しい練習やトレーニングに耐えてきた成果です。途中で諦めさえしなければ努力は報われることを身をもって学んだはずです。第61第イギリス、チャーチル首相は次のような名言を残しています。
「困難・恐れは逃げれば危険が2倍になるが、決然と立ち向かえば危険は半分に減る」
試合を通して彼らがこの心境になれたのは大きな進歩でした。この成功体験を今後の長い人生の糧として更なる成長をしてくれるものと確信しています。

卓球部顧問  萩原卓己

倉工祭(体育の部)の練習が盛り上がってます!

10/2(水)に体育の部が予定されています。
いよいよ来週が本番ということで、練習にも熱が入ってきました!
倉工で生活していて思うことですが、倉工生はスポーツのレベルが高い!

そして、真面目にひたむきに、走る、跳ぶ、投げる生徒の多いことに
いつも感心します。本番が楽しみですね。

“An English demonstration lesson”

やっと秋らしい気温を感じる今日この頃、英語の研究授業が行われました。
今回の授業の目標は、東京オリンピックで話題になったピクトグラムを題材にして『倉工に必要なピクトグラムを考えて英語で説明しよう』という内容でした。
生徒たちはグループワークやディスカッションを通じて積極的にコミュニケーション力を向上させました。

授業を担当した教員は、授業の進行や教材について工夫に工夫を重ねて、倉工生がより良く英語を学び活用できる素晴らしい授業を展開していました。
研究授業と言うことで多くの教員が授業の様子を見学し、生徒の反応や授業展開について気づいた事を共有しました。教員も日々そうやってスキルアップしています。
生徒が考案したピクトグラムの1つは、副校長先生の『あのピクトグラム良かったねー。実際に作ってカタチにしたらどう⁈』の一言で、その日のうちにレーザー加工され、実物となりました!さすが、ものづくりの倉工!!

陸上競技部 暑さ寒さも

彼岸まで!
期待したい慣用句。

さて、この土日は津山陸上競技場で
岡山県高等学校新人陸上競技大会です。

金曜までは残暑厳しい環境ですが
土曜からは、若干暑さも緩やかに

そんな中、夏にやり投げで
インターハイに出場した平川が円盤投で3位入賞。
やり投では2位という結果を残しました。

しかし!トラックで点数が出ない!!
完全に他校に置いて行かれている状況です。

今週末の笠岡混成でコントロールテストを行ったら
移行期の始まりです。

次の県総体に向け、早くも鍛錬が始まります!

厳しい練習にはなりますが
チーム一丸となって取り組みたいと思います。

結果はこちら(岡山陸協)

大原美術館での対話型鑑賞

芸術の秋が待ち遠しい今日このごろ、倉敷工業高校の1年生8クラスは数日に分けて大原美術館で対話型鑑賞を体験しています。
今日は機械科の2クラスが鑑賞しました。
対話型鑑賞とは、進行役のファシリテーターの方が作品の感じ方や見方を鑑賞者と対話しながら深めていく鑑賞方法だそうです。
生徒は7人程のグループにわかれファシリテーターの方に導かれながら、鑑賞していました。

一人で鑑賞するのではなく皆で意見交換しながら芸術に親しむ今回の経験は、生徒の心の中に残り、もしかしたら今日だけでなく数年後や数十年後に新しい発見や気づきが起こるきっかけになったのではないでしょうか。

学校から大原美術館は徒歩20分ほどであるため、通常の授業の中でこの取組が実現しました。今後も様々な経験や体験を通じて、倉工生らしく成長していきましょう。
最後に、この取組にご協力してくださった、ファシリテーターの方、美術館関係者の方に感謝申し上げます。

電気科 iPadを寄贈していただきました

9月17日(火)に岡山県電気工事工業組合様の設立60周年記念事業として、電気科へ教育支援用教材としてiPadを寄贈していただきました。

岡山県電気工事工業組合様には、長年にわたり高校生ものづくりコンテスト電気工事部門のご支援もいただいています。

贈呈式の様子です。右が岡山県電気工事工業組合 副理事長の久本様、左が横田校長です。久本副理事長より目録を頂戴し、横田校長より感謝状を贈りました。

岡山県電気工事工業組合倉敷支部の仙田支部長よりiPadを頂戴しました。

寄贈いただいたiPadです。

岡山県電気工事工業組合の皆様、ありがとうございました。課題研究やものづくりなど多岐にわたって活用させていただきます。まずは、課題研究のドローンチームに使ってもらいます。

 

 

 

 

第25回岡山県高等学校カヌー新人大会

令和6年9月14日(土)〜15日(日)に、倉敷市船穂町の高梁川特設カヌー競技場で第25回岡山県高等学校カヌー新人大会が開催されました。
部員に怪我が相次ぎ、本校カヌー部からは6名の参加となりました。

レース会場に水草が繁殖していたため、昨年と同様に急遽500m下流でレースを行うことになりました。下流はかなり水深が深く水草は生えていません。
水量が多めの川で下流から上流に向かってフィニッシュするコースとなり、さらに強めの向かい風も吹いていてタイムの出にくいコースでした。
2年生のタイムは伸び悩んだものの、途中入部した1年生が大きく成長した姿を見せてくれました。シングルでは500mを転覆することなく見事に漕ぎ切り、ペアでも息を合わせてフィニッシュできました。
来月末に島根県邑智郡美郷町で行われる中国新人戦に向けて今後も一層練習に励み、もっと成長した姿を見せてくれることと思います。

カヌー部は随時部員を募集しています。まずは乗ってみないとカヌーの楽しさは分かりません。高梁川で一度カヌーを体験してみませんか。お待ちしています。

卓球部 全日本選手権(ジュニアの部)岡山県予選会 優勝

9/16(月) きびじアリーナにおいて全日本卓球選手権大会(ジュニアの部)岡山県予選会が行われた。結果としては、鎌田 瑛人(機械科2年)と小郷 颯佑(電気科2年)が見事に出場権を勝ち取った。鎌田においては実力以上の力を発揮し、優勝することができた。倉工卓球部からは実に8年ぶりの頂点である。決勝戦では3−0のストレート勝ちではあったが、苦しい場面が何度もあった。ベスト8決定戦では中学生に、ベスト4決定戦ではライバル校の選手に負けてもおかしくない場面から、どちらも大逆転勝ちをし勢いをつけて優勝まで駆け上った。今年の県総体ではインターハイ出場は叶わず、同級生の小郷は昨年全日本に出場していて、悔しい思いを鎌田は人一倍持っていた。その分今大会に懸ける思いは強く、それを力に変えた。3位となった小郷は2年連続での全日本選手権出場権獲得となった。昨年出場した経験もあり、風格のある落ち着いた試合運びであった。本戦では昨年の悔しさをバネにして1勝でも多く勝ち取ってもらいたい。本戦出場とは惜しくもならなかったが、上田 晃大(機械科1年)もベスト4に入賞し奮闘した。ベスト4に3人入賞できたことは倉工卓球部においてとても自信につながったと思う。夏休み期間に強豪チームに遠征に行かせていただいたことや、練習に顔を出していただいたOBやその他の方々。激励を頂いたおいまつ会(倉工OB会)。そして色々な面からサポートをしていただいている保護者会の方々など、色々な方の支えがあったからこそこのような素晴らしい結果を選手たちは出してくれた。今後も応援されるような伝統ある倉工卓球部を継続していきたい。

卓球部顧問

〜結果報告〜

ジュニア男子シングルス
優 勝 鎌田 瑛人(機械科2年) 全日本選手権ジュニアの部 出場
第3位 小郷 楓佑(電気科2年) 全日本選手権ジュニアの部 出場
第3位 上田 晃大(機械科1年)

ウエイトリフティング部 岡山県高等学校選手権大会


2024年9月7日(土)・8日(日)
(倉敷運動公園ウエイトリフティング場)

~結果報告~
男子55kg級 記録なし 浦口 慎輝 (電子機械科2年)
男子61kg級 棄  権 三浦 慧隼 (工業化学科2年)
男子73kg級 棄  権 村松 茂之 (機械科2年)
男子81kg級 第 1 位 大森 雄造 (機械科1年)
男子81kg級 棄  権 西森 太一 (電気科1年)
学校対抗の部 第4位

いつも応援ありがとうございます。ウエイトリフティング部です。

今大会、倉工としては怪我人を多く抱え、2名の出場となってしまいました。まずは怪我を治してみんなで揃って練習に励んでもらいたいです。
チームとしては11月の新人大会での学校対抗戦3位入賞、個人としては、2年生は全国選抜・中国選抜大会の基準記録突破、1年生は自己新記録の挙上を目指して頑張ってもらいたいと思います。

今後もウエイトリフティング部の応援よろしくお願いします。

次の大会は、
2024年10月27日(日)
倉敷市民スポーツフェスティバル ウエイトリフティング競技会
(倉敷運動公園ウエイトリフティング場)
の予定です。

陸上競技部 日本新記録!?

先日の台風10号の進行が停滞したことによって
被害にあった方々に、お見舞い申し上げます。
幸いなことに、倉敷では大きな被害がなく
中国山地と瀬戸内海に囲まれた立地はすごいのだなと感じさせられました。

しかし、台風への対策として
岡山県高等学校陸上競技選手権大会は1日延期で開催されました。

危険回避のため部活動として活動することも難しく、調整が難しいまま大会に臨みました。
結果は惨敗。決勝に残るも下位順位でした。新人戦に向けて、調整をしてきたいと思います。

さて、この台風で同日開催予定だった中学生の大会も同じく延期することになりました。
中学校の対応は1週ずらすという対応。その連鎖でマスターズの大会にも影響が。
中学校の先生たちが、延期した中学校の大会に行くため、役員・補助員不足です…

そこに白羽の矢が立ったのが、倉工陸上競技部でした。

いつも気にかけてくださる一般の審判の方から依頼があり、引き受けました。
「中国マスターズ陸上混成(5種)競技 兼 記録会 (倉敷運動公園陸上競技場)」
競技レベルは高校生とは違いますが、各カテゴリーでの競技力にびっくりしながら補助員をしてくれました。
(中にはマスターズの日本新記録が誕生していました!普通に速い!!)

(写真をもっと取りたかったのですが、時間無く…)

スポーツは「する」「みる」「ささえる」といった要素で成り立っています。
普段、「する」がメインになっている生徒には
「ささえる」といった経験は、自分の競技や生活を省みる、きっかけになればと思います。
今、自分たちが競技をすることができるのは誰かの支えがあり、当たり前では無いと。

帰り際、
「新人戦(津山)は手伝いに行くからな!」
と生徒に声をかけてくれている、多くの役員の方の声が残っています。

電子機械科News イルミネーション第3弾

1学期に製作した「陸の動物達」「七夕」のイルミネーションに続き、2学期は毎月イルミネーションを点灯する計画で生徒たちは一生懸命製作に励んでいます。                                                                    9月26日(木)から点灯予定(天候により順延する場合もあります)の第3弾「海の生きものたち」も順調に製作が進み、8割完成しています。生徒たちの気持ちの入ったイルミネーションですので、気軽に見に来ていただければと思っています。「海の生きものたち」は10月下旬までの点灯予定で、10月下旬からは第4弾として新作のイルミネーションを点灯します。

老松ふれあい夏祭り

9/7(土)老松小学校のふれあい夏祭りに倉工生がスタッフとして参加しました。

科学部の体験教室では、
ビー玉万華鏡、はばたく紙ヒコーキ、冷えるカイロ

ラグビー部のラグビー体験では、
パス、タックル、ミニゲーム

有志生徒は、
屋台スタッフ、消防団補助会場準備、誘導

などで、全ては『小学生の笑顔』のために活動しました。サービスを受ける側から提供する側に立ち見えてくるものがあり、倉工生は各持ち場で大活躍していました。
主催の老松小学校おやじの会の方々から、たくさんのお褒めの言葉をいただきました。
お祭りの最後には、打ち上げ花火を堪能し、子どもたち、高校生たち、大人たちにとっても夏の終わりの良い思い出となりました。

科学部 ホバークラフト全国大会出場しました!!

オリジナルなホバークラフトの開発に向けて、(株)リバネス社とロールス・ロイス社、BAE Systems社から指導と支援を受けられる「Rolls-Royce and BAE Systems サイエンスキャンプ2024」に、本校科学部1年生が参加しました。参加した生徒は、リーダーのE1岡樹希さん、副リーダーのD1飯田晴生さん、回路担当D1山田陽登さん、メカニック担当M1向﨑大碧さん、摩擦軽減担当C1香西海斗さんの5人です。チーム名は、岡山県と言えば果物が有名ということでチーム・フルーツOKAYAMAに決め、各自が所属する専門科の特性に合わせて、ホバークラフト開発に取り組みました。開発のコンセプトは、”Simple is the best!” 原理・機構がシンプルで、仕組みが分かりやすいホバークラフトにしようと、開発のスタートとなる、5月24日のキックオフイベントから、6月22日の予選会まで、まずは、軽くてシンプルなホバークラフトの開発に取り組みました。

予選会はオンラインで行われ、開発についてのプレゼンテーション部門と、ホバークラフトに搭載するおもりの重さと5分間の走行距離による仕事量、走行の前後での電圧降下から求めた電力消費量で決まる走行性能部門によって順位が決定されました。倉工チーム・フルーツOKAYAMAは、審査員の方がサイエンスキャンプ史上初めて見たという、浮上用と走行用ファンを共用し、一つのモーターで回転させる、とてもシンプルなホバークラフトの開発に成功し、プレゼンテーション部門第2位、走行性能部門第3位、総合成績第3位となり、優秀賞を受賞するとともに、決勝大会への出場権を獲得しました。

決勝大会は、8月21日、22日の2日間、岐阜県立岐阜高等学校、川崎重工岐阜工場、航空自衛隊岐阜基地を会場に開催され、予選会を勝ち抜いた、本校と札幌南高校、土浦第三高校、会場校である岐阜高校の4校が出場しました。決勝大会では、開発に関するプレゼンテーションと、おもりを載せて3mの直線コースを自動制御で往復するときの仕事量や電力消費量で競う走行性能とで順位が決定されました。本校以外はマイコンを搭載し、プログラミングによって往復の制御を行うホバークラフトを開発してきていましたが、本校は唯一、マイコンやプログラムを用いずに、磁場の有無でON/OFFの切り替えを行うリードスイッチを使用して、単純な機構でコースを自動往復するホバークラフトで決勝大会に臨みました。リードスイッチの不調や直進安定性の低さから、前日夜遅く、そして当日も本番直前まで調整を重ねました。その甲斐もあって、本番ではコースを何度も往復し、走行性能の部門で第3位の成績を収めることができました。走行後に行われた技術交流会では、機構のシンプルさに注目が集まり、チーム・フルーツOKAYAMAのメンバーは、審査員の方や他校の出場者と熱心に情報交換を行いました。

その後は、川崎重工岐阜工場と航空自衛隊岐阜基地に移動し、エンジニアを目指す高校生のためにと題して、工場や基地内の施設の見学、滑走路脇で離陸する練習機の見学などを行い、エンジニアリングに対する興味関心を高めることができました。

今回、幸いにも本校1年生が決勝大会まで参加でき、日ごろの学習活動とは異なる環境の中で、エンジニアリングをテーマとした貴重な体験を積めたことに感謝しています。帰路の新幹線の中で、チーム・フルーツOKAYAMAのメンバーは、「来年もぜひ参加したい!」と強い意欲を抱き、そのために今後の学校生活で何をしなければいけないのか、メンバー同士で真剣に議論を交わしていました。

令和6年度機械系保全三級技能検定受験案内

2024年度第2回目の検定は次の日程で実施されます。
・機械系保全作業3級(学科・実技) 2025年1月12日(日)
受験希望の生徒は、下記のリンク先で詳細を確認しておいてください。団体受験を推奨します。(個人受験では結果が学校に届きません。)
団体受験コードは、資格検定推進室に確認して下さい。各自でWEB申請及び受験料払込(コンビニ払込またはクレジットカード払い)を行ってください。(紙媒体での申請は行いません、)
インターネット申請 8月26日(月)10:00 〜 9月27日(金)18:00
このリンク先を参照ください。要項 及び 団体受験

Girls Rocketry Challenge 打ち上げ会参加

本校女子生徒が行うモデルロケットの開発に対して、㈱リバネスやロッキード・マーティン社、日本モデルロケット協会や千葉工業大学が指導と支援を行ってくれるプログラム「Girls Rocketry Challenge 2024」における、これまでの開発経過の中間発表となる打ち上げ会が2024年8月10日に、千葉工業大学津田沼キャンパスで行われました。

本校からは、科学部に所属する、C2の横井咲月さんとT2の山野井彩乃さんが参加してくれていて、5月に行われた任命式からこれまでに、合計6機のロケットを開発してきました。

まず、打ち上げたロケットは滞空競技用のロケットです。直径60cmと80cmのパラシュートをロケット内部に収納しているので、細長いロケットになっています。ロケットの色は、デニムの街・倉敷にちなんでインディゴ・ブルーにしています。
最初に打ち上げた直径60cmパラシュートは、無事開傘して、約15秒の記録が出ました。それに対して直径80cmのパラシュートは開傘しなかったので、全国大会では60cmのパラシュートで臨むか、もう少し軽い生地のパラシュートにして直径80㎝のパラシュートで臨むか、作戦を練る必要があることが分かりました。

高度競技用には、コピー用紙とバルサ板を使って、質量約5gと軽いロケットを開発しました。羽根(フィン)を後退翼にして、後退する割合を変化させて何種類か作り、到達高度を確認しました。結果は到達高度約65mとまずまずの結果を得られましたが、大会で入賞するには、あと10m上昇させる必要があるので、より軽量化をすすめたり、後退翼の割合や枚数などを変化させたりして到達高度をより高くする必要があることが分かりました。

打ち上げ会後には、第8期となる今期Girls Rocketry Challenge校に任命された他校と技術交流会を行い、10月5日に茨城県つくば市のJAXAで開催される全国大会に向けて、意欲を高めあいました。